歌川国安『日本橋魚市繁栄図』[百科マルチメディア]
かつて「江戸の台所」と称された日本橋魚市場(魚河岸(うおがし))のにぎわいを描いたもの。天正(てんしょう)年間(1573~1592)に白魚(しらうお)市が開かれたのが始まりで、江戸幕府に納めた魚類の残余を市中に販売する許可が下りたのをきっかけに魚市場として発展していった。1923年(大正12)の関東大震災で店舗が消失したことから、芝浦の仮設の臨時市場を経て築地へ移転。1935年(昭和10)から中央卸売市場として業務を開始した。三枚続
国立国会図書館所蔵