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岩波科学ライブラリー セレクト100

タイトル一覧

52 件

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理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:483.2〉
カイメン すてきなスカスカ
椿玲未
脳も心臓も胃腸もない.どこを切ってもスッカスカ.動物?植物?そもそも生物? 海に行けば普通にいるが,印象が薄い.そんな存在感のないカイメンが,じつは生態系を牛耳る黒幕だった?! サンゴ礁の海も世界一透明な湖も,彼らなしには成り立たない.人間も紀元前から利用してきた.ジミにすごい正体にせまる.【カラー頁多数】
2021年08月05日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:410〉
抽象数学の手ざわり ピタゴラスの定理から圏論まで
斎藤毅
高度に抽象化した数学は,どんな対象について何を探究しているのか.ピタゴラスの定理や素因数分解といったなじみ深い数学を題材として,現代数学のキーワード「局所と大域」「集合と構造」「圏」「関手」「線形代数」「複素関数」を独自の切り口で解説.紙と鉛筆をもって体験すれば,現代数学の考え方がみえてくる.
2021年07月16日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)(医学・歯学・薬学・看護学)〈NDC10版:491.371〉
脳の大統一理論 自由エネルギー原理とはなにか
乾敏郎/阪口豊
脳は推論するシステムだ! 知覚,認知,運動,思考,意識──それぞれの仕組みの解明は進んできたが,それらを統一的に説明する理論が長らく不在だった.神経科学者フリストンは新たに「能動的推論」を定義し,単一の「自由エネルギー原理」によって脳の多様な機能を説明する理論を提唱した.注目の理論を解説する初の入門書.
2020年12月22日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)(工学(機械・電気・建築))〈NDC10版:488.1〉
電柱鳥類学 スズメはどこに止まってる?
三上修
電柱といえば鳥,電線といえば鳥.でも,そこで何をしているの?カラスは「はじっこ派」?感電しないのはなぜ?――電柱や電線の鳥に注目したら見えてきた,その知られざる生態,電柱・電線の意外な姿,電力会社と鳥たちの終わりなき知恵比べ.あなたの街にもきっとある,鳥と電柱,そして人のささやかなつながりを,第一人者が描き出す.
2020年11月25日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)(農学(農・獣・畜産・水産))〈NDC10版:645.7〉
知りたい! ネコごころ
高木佐保
「何を考えているんだろう? この子…」ネコの心の研究を思い立った著者は,ネコが思い出をもつことや,簡単な現象について結果の予測をすることを初めて実験で明らかにする.研究のきっかけや実験方法の工夫,被験者(?)募集にまつわる苦労話など,エピソードを交えて語る.ネコ好き長年の謎に挑んだ「ニャン学ことはじめ」.
2020年02月07日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)(医学・歯学・薬学・看護学)〈NDC10版:481.18〉
皮膚はすごい 生き物たちの驚くべき進化
傳田光洋
ポロポロとはがれ落ちるような柔な皮膚もあれば,かたや脱皮でもしない限り脱げない頑丈な皮膚.生き物たちの皮膚は一見不合理のようだが,それぞれが進化の産物であり理由がある.からだを防御するだけでなく,色や形を変化させて気分も表現できる.生き物たちの「包装紙」のトンデモな仕組みと人の進化がついに明らかになる.
2019年06月05日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)(情報学)〈NDC10版:417.6〉
サンプリングって何だろう 統計を使って全体を知る方法
廣瀬雅代/稲垣佑典/深谷肇一
データがなければAI研究も始まらない.ビッグデータ解析といえども,扱うデータはあくまでも全体の一部だ.その一部のデータからなぜ全体がわかるのか.データの偏りは避けられるのか.統計学の基本中の基本であるデータの集め方,すなわちサンプリングの考え方やしくみを社会調査や生態調査の例を使ってわかりやすく解説する.
2018年03月06日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:454.9154〉
ドローンで迫る 伊豆半島の衝突
小山真人
美しくダイナミックな地形・地質を約百点のドローン撮影写真で紹介.中心となるのは,伊豆半島と本州の衝突が進行し,富士山・伊豆東部火山群・箱根山・伊豆大島などの火山活動も活発な地域である.富士山の噴火と崩壊,伊豆半島の成長と衝突,荒ぶる火山帯,本州側の隆起と変容という4テーマに分けて取り上げる.オールカラー.
2017年12月13日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)(社会学(国際・メディア))〈NDC10版:453〉
日本の地下で何が起きているのか
鎌田浩毅
東日本大震災が引き金となって,日本の地盤は千年ぶりの「大地変動の時代」に入ってしまった.内陸の直下型地震や火山噴火は数十年続き,2035年には「西日本大震災」が迫っている.富士山は噴火するのか.カルデラ噴火は起こるのか.市民の目線で本当に必要なことのすべてを,伝える技術を総動員して紹介.いま何を準備すべきなのか,命を守る行動を説く.
2017年10月18日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:486.1〉
昆虫の交尾は,味わい深い….
上村佳孝
ワインの栓を抜くように,鯛焼きを鋳型で焼くように――!? 昆虫の交尾は,奇想天外・摩訶不思議.その謎に魅せられた研究者が,時には吸血昆虫を飼育するため自らの血を与え,観察中のメスが受精すれば自分が虫のオスになったように感動しながら,徹底した観察と実験で真実を解き明かしてゆく知的探求サイエンス・エンタメノンフィクション! [袋とじ付]
2017年08月10日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:484.6〉
歌うカタツムリ 進化とらせんの物語
千葉聡
なんだか地味でパッとしないカタツムリ.しかし,生物進化の研究においては欠くべからざる華だった.偶然と必然,連続と不連続…….木村資生やグールドらによる論争の歴史をたどりつつ,行きつ戻りつしながらもじりじりと前進していく研究の営みと,カタツムリの進化を重ねて描き,らせん状の壮大な歴史絵巻を織り上げる.
2017年06月13日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:457〉
深読み!絵本『せいめいのれきし』
真鍋真
半世紀以上にわたって読み継がれてきたバージニア・リー・バートンの名作絵本『せいめいのれきし』.改訂版を監修した恐竜博士が,地球が生まれてから今この瞬間まで続く,長い長い命のリレーのお芝居の見どころを解説します.隅ずみにまで描き込まれたしかけなど,人に話したくなる,より深く楽しめる情報がいっぱいです.[カラー版]
2017年04月13日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:410.4〉
ラマヌジャン探検 天才数学者の奇蹟をめぐる
黒川信重
わずか30年ほどの生涯のなかで,天才数学者ラマヌジャンが発見した奇蹟ともいえる公式の数々.百年後もなお輝きを失わないどころか,数学の未来を照らし出す.導出からその意味までを存分に味わえる本.ラマヌジャンの着眼は,フェルマー予想,リーマン予想といった数学だけでなく,いまや物理学の最先端でも活かされている.
2017年02月22日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)(芸術(音楽・美術・演劇))〈NDC10版:485.73〉
クモの糸でバイオリン
大崎茂芳
クモとつきあうこと40年.「クモの糸にぶら下がる」など数多の挑戦を経て,ついに「クモの糸でバイオリンの弦をつくる!」という無謀な試みへと突き進む.――暗中模索,数年がかりで完成した弦が,やがて名器ストラディバリウスの上で奏でられ,世界的な反響を巻き起こすまで.たゆまぬ好奇心が生んだ成功物語のすべてをレポート.
2016年10月05日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:412〉
巨大数
鈴木真治
「無量大数」ってどのくらい大きい数? グーグルの社名の由来となった巨大数「グーゴル」より大きい? アルキメデスが数えたという宇宙を覆う砂の数,仏典の最大数「不可説不可説転」,宇宙の永劫回帰時間,数学の証明に使われた最大の数…などなど,伝説や科学に登場するさまざまな巨大数の文字通り壮大な歴史を描く.
2016年09月06日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:498.69〉
なぜ蚊は人を襲うのか
嘉糠洋陸
オスと交配したメス蚊だけがまさに人を襲うバンパイアと化し,ときに恐るべき病原体を人の体内に注入.吸血された人を《患者》というものに変えてしまう.アフリカの大地で巨大蚊柱と格闘し,アマゾンでは牛に群がる蚊を追う.かたや研究室で万単位の蚊を飼育.そんな著者だからこそ語れる蚊の知られざる奇妙な生態の数々.
2016年07月14日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:481.7〉
恐竜はホタルを見たか 発光生物が照らす進化の謎
大場裕一
昆虫,キノコ,魚など,地球上には数万種もの「光る生きもの」がいる.生物はいつ,どうやって光る能力を手に入れたのか.光を使った驚きの生存戦略とは.発光のしくみを解明し,進化の道筋を巻き戻していくと,舞台は暗闇に満ちた太古の深海へ.生物が放つ光に魅せられた著者が,ダーウィンも悩んだ「進化の謎」に挑む.[2色刷]
2016年05月27日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:474.7〉
菌世界紀行 誰も知らないきのこを追って
星野保
北極,南極,そしてシベリア.大の男が這いつくばって,世界中の寒冷地にきのこを探す.大型動物との遭遇,酔っぱらいとの遭遇,泥酔,泥酔,そして拘束.幾多の艱難辛苦の果てに,菌たちとの感動の対面はかなうのか……!?雪や氷の下でしたたかに生きる菌たちの生態とともに綴る,爆笑・苦笑・失笑必至のとっておき〈菌道中〉.
2015年12月04日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:456.9144〉
時を刻む湖 7万枚の地層に挑んだ科学者たち
中川毅
2013年,水月湖が過去5万年の時を測る「標準時計」として世界に認められた.その真の意味とは? 「物差し」となった,世にも稀な土の縞模様「年縞」とは? ひとりの若き研究者が描いた夢を発端に二十数年,研究チームはどのように広がり花開いたか.国境を越えた友情,ライバルとの戦い,挫折と栄光とを,当事者が熱く語る.
2015年09月09日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:481.72〉
うれし,たのし,ウミウシ.
中嶋康裕
海の宝石と称され,その華麗な色や形態からダイバーたちに大人気の海洋生物ウミウシ.しかし美しい姿とは裏腹にヒトが想像もつかないような驚くべき繁殖戦略をおこなっている! ウミウシをはじめ,奇想天外なあの手この手を駆使してたくましく生きる海の生き物たちのふしぎと海洋動物を対象とする行動生物学者たちの姿に迫るエッセイ.
2015年07月15日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:450〉
できたての地球 生命誕生の条件
廣瀬敬
水惑星と呼ばれる地球.はたしてその地球の水はどこから来たのか.水も炭素もなかった生まれてまもない地球に,有機生命体が誕生し進化をとげたのはなぜか.こうした疑問に答える「初期地球」の研究がいま熱い! 大量の氷が宇宙から飛来し,現在の海の何十倍の水が地球内部に隠されている,窒素は少なすぎるなど,驚きの発見の数々.
2015年05月19日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:488.1〉
ハトはなぜ首を振って歩くのか
藤田祐樹
気がつけばハトはいつでもどこでも,首を振って歩いている.あの動きは何なのか.なぜ,一歩に一回なのか.なぜ,ハトは振るのにカモは振らないのか……?冗談のようで奥が深い首振りの謎に徹底的に迫る,世界初の首振り本.おなじみの鳥たちのほか,同じ二足歩行の恐竜やヒトまで登場させながら,生きものたちの動きの妙を心ゆくまで味わう.
2015年04月17日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:410.23〉
アルキメデス『方法』の謎を解く
斎藤憲
浮力の原理を発見したアルキメデス.長く幻とされたアルキメデスの最高の書『方法』の写本が20世紀末に再発見され,二千年の時を経て,その解読が進んだ.アルキメデスの死をめぐる謎解き,また『方法』の中身と再発見に至る経緯なども含め,アルキメデスに関する決定版である.『よみがえる天才アルキメデス』の全面改訂.
2014年11月07日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:489.57〉
パンダ ネコをかぶった珍獣
倉持浩
かぶりもの?いいえ,生きものです!シロとクロの理由,妙に丸い顔,タケで生きている不思議……あなどるなかれ,パンダの謎は奥深い.飼育係に「なってしまって」早10年.雨の日も雪の日もパンダを見続けてきた著者が,最新の研究知見や繁殖の舞台裏,マスコミとの葛藤を交えつつ,生きものとしてのパンダの全貌をストレートに語る.(カラー版)
2014年09月25日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:489.67〉
ジュゴンの上手なつかまえ方 海の歌姫を追いかけて
市川光太郎
南の海で「ピヨピヨピーヨ」と聞こえたら,それはジュゴンの鳴き声かもしれない.巨体からは想像できない美しい「歌声」に魅せられた若き研究者は,野生のジュゴンを追いかけて世界の海へ.仲間たちと一緒に,録音する,分析する,観察する,飛び乗って……つかまえる? 科学と冒険が,誰も知らなかったジュゴンの姿を明らかにする!
2014年08月26日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:486.1〉
サイボーグ昆虫,フェロモンを追う
神崎亮平
数キロ離れた所から漂うフェロモンの匂いを頼りにメスを見つけ出すオスのカイコガ.米粒ほどの小さな脳でありながら,優れたセンサと巧みな行動戦略で,工学者に解けなかった難題をこなす.そんな昆虫脳のはたらきが,ひとつひとつのニューロンをコンピュータ上にモデル化し,シミュレーションすることで明らかになってきた.
2014年07月29日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:468.4〉
協力と罰の生物学
大槻久
排水溝のヌメリにアリのコロニー,花と昆虫,そしてヒトの助け合い.この世界はうるわしき協力であふれている.容赦ない生存競争の中で,生きものたちはなぜ自己犠牲的になれるのか.ダーウィン以来,この謎に果敢に挑んできた研究者たちの軌跡と,協力の裏にひそむ,ちょっと怖い「罰」の世界を生き生きと描く.
2014年05月22日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)(体育学・スポーツ)〈NDC10版:783.7〉
勝てる野球の統計学 セイバーメトリクス
鳥越規央/データスタジアム野球事業部
「送りバントは有効な作戦でない」「打率より出塁率が重要」.統計学の手法で,従来の野球のセオリーを覆したセイバーメトリクス.メジャーリーグではチーム強化に必須のツールとして大活躍だ.このセイバーメトリクスを日本プロ野球の最新データを駆使して解説する.ひいきやライバルチームの戦力分析にぜひ備えておきたい1冊.
2014年03月12日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:410〉
数学 想像力の科学
瀬山士郎
1,2,3,…という数が実在するわけではない.私たちはある具象物に対して,1,2,3,…というラベルを付けることで,全体の量や相互の関係を類推することができるのです.さらに具象物を構成する点や線を数値化することで未知なるものの形や性質を議論できます.そこにリアリティが出現する.これが数学であることを語ります.
2014年02月04日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:404〉
キリンの斑論争と寺田寅彦
松下貢編
キリンの斑模様は何かの割れ目と考えることができるのではないか.そんな論説を物理学者が雑誌『科学』に寄稿したことに生物学者が危険な発想と反論したことから始まった有名な論争の顛末は? 現在の科学から論争の意味と意義を評価する.主導的な役割を果たした寺田寅彦の科学者としての視点の斬新さ・先駆性が浮かび上がる.
2014年01月08日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:410〉
数の発明
足立恒雄
パスカルが「0から4を引けば0である」と述べた頃,インドでは「負数に負数を掛けると正数を得ることは羊飼いでも知っている」と書かれた.文化や時代によって数の捉え方は異なり,現代数学でも定義の仕方は単一でなく,いろいろなスタイルがある.数概念の発展を見ることで,数学とは何かという大きな問いへの答えに迫る.
2013年12月20日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)(哲学・心理学・宗教学)〈NDC10版:489.97〉
仲間とかかわる心の進化 チンパンジーの社会的知性
平田聡
仲間と協力する.仲間をあざむく.高度な知性をもったがために,心の病を患う可能性すらあるチンパンジー.その社会的知性は進化の産物で本能に支えられてはいるけれども,年長者や他の子どもとのつきあいの中で経験と学習をしなければ育たない.かれらの知性の柔軟さともろさは私たち人間に何を教えてくれるのだろう.
2013年10月04日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)(教育)〈NDC10版:407〉
科学者の卵たちに贈る言葉 江上不二夫が伝えたかったこと
笠井献一
研究生活で壁にぶつかって苦しいとき,尊敬する人がこんなことを言ってくれたら…….戦後日本の生命科学を牽引した江上不二夫は,独創的なものの見方やアイデアで周囲を驚嘆させただけでなく,弟子を鼓舞する名人でもあった.生命に対する謙虚さに発したその言葉は,大発見を成し遂げた古今の科学者の姿勢にも通じる.
2013年07月05日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:486.32〉
シロアリ 女王様,その手がありましたか!
松浦健二
ここにはもうひとつの世界がある――シロアリの地下帝国に魅入られた少年は,長じてその繁栄の謎に挑む.同性カップルで子づくり?水中で一週間!?次々と明らかになる仰天の生態.そして体力と知力を尽くしてつきとめた,したたかな女王の「奥の手」とは…….〈かわいすぎる〉イラストとともに送る,ため息の出るような自然の驚異.[カラー版]
2013年02月06日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:481.72〉
サボり上手な動物たち 海の中から新発見!
佐藤克文/森阪匡通
一生懸命だからこそ,サボるんだ! 動物搭載型の記録装置による「バイオロギング」や「音」を使った最新の記録・分析システムで,予想も常識も覆す,驚きの新発見が続出.南極のペンギンやアザラシから,身近な日本のイルカ,ウミガメまで,謎に包まれた生きものたちの生態と〈本気の姿〉を明らかにする,新しい海洋動物学.[カラー版]
2013年02月06日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:484.6〉
ナメクジの言い分
足立則夫
都会のナメクジは絶滅の一途(?)という噂の真偽を確かめるべく自ら発見マップを作成し,また全国の知り合いに呼びかけて観測情報を募る.歩きはノロノロだがキャベツはバリバリと頬張り食欲は旺盛だ.意外にも記憶力は強いらしい.二億年ずっと生活スタイルを変えずに生き残ってきたナメクジの生き方に学ぶ.
2012年10月04日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:457.87〉
決着!恐竜絶滅論争
後藤和久
恐竜はなぜ絶滅したのか.その理由は専門家にはすでに解決済みのことである.にもかかわらず,いまだに新説が出されてはマスコミを賑わす.業を煮やした著者らは,有名雑誌に決着宣言ともいうべき論文を投稿した.41人の共著論文だ.なぜ決着済みといえるのか.異説のどこが間違いなのか.とことん解説したのが本書である.
2011年11月08日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:483.31〉
ヒドラ 怪物?植物?動物!
山下桂司
切り刻んでも,すりつぶしても元通り.小さいようで大きい.弱いようで最強.伸縮自在,変幻自在.水にゆらめく花のような体に驚くほどのポテンシャルを秘め,多くの研究者を魅了してきた謎の動物,「ヒドラ」.ついにゲノムが解読され,ヒトとの意外な共通性も明らかに!ヒドラ研究に身も心も捧げる著者が,その魅力のすべてを語り尽くす.
2011年06月28日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:411.1〉
かけ算には順序があるのか
高橋誠
いま小学校の算数で「6人に4個ずつミカンを配ると,ミカンは何個必要ですか」という問題に,6×4=24という式を書くとバツにされる.かける順序は本来どちらでもよいはず.算数教育にまつわる問題点をよくよく考えてみると,かけ算や数の数え方には,意外にも深いものを秘め,思いがけない広がりがあることがわかる.
2011年05月26日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:421.3〉
量子力学の反常識と素粒子の自由意志
筒井泉
実在という物理の基礎概念に根本的な転換を迫った量子力学.その大成功の陰で過去の遺物と思われていた物理論文がよみがえった.いまやどんな論文をも凌駕するほどの勢いだ.それがアインシュタインのEPR論文だ.「量子もつれ」という考えの重要性と有用性が最近認識されて時代の寵児である.実在性と因果律の意味を読み解く.
2011年04月27日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:485.3〉
ザリガニ ニホン・アメリカ・ウチダ
川井唯史
ウチダが増えてニホンが消える!? 江戸時代は万能薬だった? ザリガニスープ? 青白黄色に変わる仕組みは? 脱皮に隠された秘密とは? 新種を見つけたらどうする? 驚きの生態から知られざる歴史まで,日本に生息する全3種を多数のカラー写真で徹底解剖.ザリガニ博士が教える〈採り方・飼い方・増やし方〉ガイド付き.
2009年09月18日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)(教育)〈NDC10版:289.1〉
猿橋勝子という生き方
米沢富美子
女性が理系の道を選ぶことも困難な時代に地球化学の分野で世界的な業績をあげ,さらに後進を育てようと女性科学者を顕彰する「猿橋賞」を設けた猿橋勝子.自らも猿橋の精神を受け継いで後進育成に尽力する著者が,その直向な生き方を伝えることで若い女性に勇気を与えたい,と次世代へのエールを込めて綴る渾身の評伝.
2009年04月07日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:489.47〉
ハダカデバネズミ 女王・兵隊・ふとん係
吉田重人/岡ノ谷一夫
ひどい名前,キョーレツな姿,女王君臨の階級社会.動物園で人気急上昇中の珍獣・ハダカデバネズミと,その動物で一旗あげようともくろんだ研究者たちの,「こんなくらしもあったのか」的ミラクルワールド.なぜ裸なの? 女王は幸せ? ふとん係って何ですか? 人気イラストレーター・べつやくれい氏のキュートなイラストも必見!
2008年11月06日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:454.9〉
Google Earthでみる地球の歴史
後藤和久
Google Earthは,地球を自由自在に探索できるソフト.家にいながら,どんな場所でもひとっ飛び.本書では,そのGoogle Earthをつかって,地球史の舞台を訪ねます.極北の大地から,絶海の孤島まで.フィールド経験豊かな地球科学者が案内をしてくれます.見たこともない光景が,ページをめくるごとに出現.読んだら必ず行きたくなる本です.
2008年10月07日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)(環境学)〈NDC10版:480.9〉
ワイルドライフ・マネジメント入門 野生動物とどう向きあうか
三浦慎悟
野生動物と人間との間に,深刻なあつれきが起きている.シカの農林業被害,クマの人身事故,トキの絶滅──.野生動物と共存するためには,野外調査の成果に裏打ちされた,科学的で計画的な保護管理が必要である.外国の事例や過去の失敗に学びながら,著者が実践してきた事例を通して,日本に合った科学的な保護管理の手法を考える.
2008年06月17日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:404〉
科学の社会化シンドローム
石黒武彦
ES細胞ねつ造が,韓国の社会をゆるがした.国内でも国立大学や一流研究所における論文ねつ造・データ改ざんの疑惑,研究費の不正運用が,世間を騒がせ科学システムを脅かす.社会からの要請を前に,病的症状を現しているかに見える科学は,今後どのようにあるべきか.研究の第一線にあった著者が,問題の根源から考察する.
2007年05月09日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:410.4〉
こんどこそ!わかる数学
新井紀子
小学校・中学校時代には,算数・数学に興味関心を持つどころか大嫌いだったという著者.それだからこそ,大学は法学部に進んだのに,なぜか予想に反して数学者になってしまう.そんな著者が自身の悲惨な経験を踏まえ「もし中学生に教える機会があれば,こんな教え方をしてみたい」と思い立って書いたのがこの本だ.数学イメージが変わる.
2007年02月06日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:413.5〉
オイラー,リーマン,ラマヌジャン 時空を超えた数学者の接点
黒川信重
現代数学でもっとも重要と思われているもののひとつにゼータ関数があります.これは2,3,5,…,という1と自身以外には約数をもたない素数というもののふしぎな性質についていろいろなことを教えてくれる関数です.それらを研究した3人の数学者に焦点をあてて,まるで生き物のようなゼータについてやさしく語ります.
2006年12月08日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:483.993〉
クマムシ?! 小さな怪物
鈴木忠
乾燥すると樽型に変身.真空,高温,高圧,放射線にも耐え,レンジでチンしても平気──.不死身伝説に満ちた身近な微小生物,クマムシ.その真相やいかに? 研究の歴史や,試行錯誤で飼育する笑いと苦労の物語など,生物研究のオモシロさ満載! 観察方法,ファン必見の超レア物図版も多数掲載! 日本初のクマムシ本,ついに誕生.
2006年08月04日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)(農学(農・獣・畜産・水産))〈NDC10版:463.8〉
エピジェネティクス入門 三毛猫の模様はどう決まるのか
佐々木裕之
三毛猫の三毛模様,アサガオの絞り模様….遺伝子は同じでも,生物にはさまざまな外見や個性がある.これは遺伝子の働きを調整するエピジェネティクスによって偶然に決まっている.遺伝子を陰でダイナミックに操るしくみと,それによって生まれるさまざまな現象を解説し,病気との関係や新しい治療法開発の可能性を紹介する.
2005年05月12日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:445〉
一億個の地球 星くずからの誕生
井田茂/小久保英一郎
1995年秋,ついに太陽系外に惑星が見つかった.以後続々と惑星発見のニュースがもたらされたが,発見された惑星系は我々の太陽系とはかけ離れた異形のものだった.生命を育む星,地球.その存在は稀有で孤独なのだろうか.惑星系形成理論とコンピュータシミュレーションによって地球型惑星の存在に迫る.
1999年12月22日刊
理学(数学・物理・化学・生物・地学)〈NDC10版:410.4〉
数学者の視点
深谷賢治
峻厳な山のように私たちを寄せつけようとしない現代の数学.数学とは一体どんな学問なのだろうか.数学者とはどんな人たちなのだろうか.研究の最前線にいる幾何学者が,日々の研究や教育,フィールズ賞をめぐる思惑,現代数学の動向などについて軽妙に語りながら,私たちには伺い知ることのない数学者の世界をいきいきと画き出す.
1996年01月22日刊
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