CEFRはCommon European Framework of Reference for Languages(ヨーロッパ言語共通参照枠)の略です.欧州評議会(Council of Europe)によって制定されたヨーロッパにおける外国語学習,教授,評価の共通した基準で,現在,ヨーロッパだけでなく,アジア各国を含む多くの国に大きな影響力を持っています.CEFRでは,外国語能力をA1,A2,B1,B2,C1,C2の6レベルに分け,具体的なCAN-DO(英語で何かができること)を「聞くこと」「読むこと」「やりとり」「発表」「書くこと」に分けて示しています.
本書では,CEFRの日本版であるCEFR-Jの語彙リストを基に,中学生にとって必要十分なA1とA2レベル※の語彙がカバーできるように見出し語として採用しました.今後につながるコミュニケーションのための語彙を収録しています.
※日本の学校教育での相当レベルは以下のとおりです.A1:小学校~中学2年程度(あいさつなど簡単な自己紹介ができる),A2:中学3年~高校1・2年程度(身の回りのことについて外国語を使ってコミュニケーションできる),B1:高校3年~大学受験レベル,B2:大学受験~大学教養レベル