(にほんかんししゅう)
嵯峨天皇、義堂周信(ぎどうしゅうしん)、荻生徂徠ほか
上代より江戸期までの代表的な日本の漢詩を集める
4世紀ごろより中国から入ってきた漢籍を訓読によって日本語化し、さらには本家に倣って「漢詩」をつくるようになる。飛鳥時代の大友皇子や大津皇子にはじまり、平安期には『凌雲集(りょううんしゅう)』などの勅撰漢詩集が編まれた。中世には京の五山文学が中心をなし、江戸期には庶民の間にも広まった。上代から近世まで、144人の漢詩を収録する。
[飛鳥時代~江戸時代][漢詩]
《校注・訳者/注解》 菅野禮行 徳田 武