(まんようしゅう)
作者未詳
さまざまな階層の人々の哀歓を歌った現存最古の歌集
7~8世紀の約130年の間の歌――長歌、短歌、旋頭歌(せどうか)、仏足石歌(ぶっそくせきか)――など4500首余りがおさめられている。歌人は、天皇から庶民まで500名近くの作品を収録。雑歌(ぞうか)、相聞、挽歌、東歌(あずまうた)、防人歌(さきもうたり)など内容はさまざまで、万葉仮名で書かれている。大伴家持(おおとものやかもち)が現存の形に近いものにまとめたとされる。
[奈良時代(759年以降成立)][歌集(和歌)]
《校注・訳者/注解》 小島憲之 木下正俊 東野治之