(かろんしゅう)
藤原定家、荷田在満、賀茂真淵ほか
藤原定家や賀茂真淵など、詠歌の奥義を説く歴代の代表的評論
和歌に関する理論や評論を記した歌論は、少なくとも8世紀後半に誕生し、以後江戸時代まで文学論史の主軸として他ジャンルに影響を与え続けた。藤原定家の『近代秀歌』(1209年)、『詠歌大概』(1213~1224年)、『毎月(まいげつ)抄』(1219年)、荷田在満(かだのありまろ)『国歌八論』(1742年)、賀茂真淵『歌意考』(1764年)、香川景樹『新学(にいまなび)異見』(1814年)をおさめる。
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[鎌倉時代~江戸時代後期][文芸評論(歌論)]
《校注・訳者/注解》 藤平春男