ジャパンナレッジ
見出しの漢字表記に当たっては、原則として、一般に法令集や判例集等において用いられているものを使用した。
見出しが欧文の場合は、ボールド体で示し、英語以外はその言語名が明らかになるように示した。例、ドイツ語=ドイツ語、フランス語=フランス語、ラテン語=ラテン語等。
表記形が複数ある場合(①漢字表記が複数ある場合〔例、「尋問」と「訊問」〕、②漢字で表記する場合と仮名で表記する場合〔例、「あっせん」と「斡旋」〕)には、見出し欄に複数掲げたが、場合によっては、別に項目を立て、又はその趣旨が分かるように解説文中に説明を行った(例えば、①「規正」、「規制」、「規整」についてそれぞれを別の項目として設け、②「訴訟係属」の項目の解説中において、「かつては『繋属』と表記」したと示しているように)。
現在、内閣法制局では、「常用漢字表」等(それ以前では「当用漢字表」、「当用漢字音訓表」等)の実施の趣旨にのっとり、「法令における漢字使用等について」(平成二二年一一月三〇日内閣法制局総総第二〇八号)に従って法令の起案に当たっており、この辞典においても、ほぼこれに従ったが、過去の法令や判例、また、講学上の用語も収録する必要があるため、原則外の漢字・読みを使用した場合には、見出しの表記については次のロに示す記号を付してその旨を明らかにし、解説文中においては必要に応じて振り仮名を付す等の手当てを行った。
見出しにおいて前述した原則以外の表記を用いた場合等には、次のような形式で、その趣旨を明らかにした。
見出しは、原則として、正式名称を主とし、その見出しのもとで解説を行った。必要に応じて略称、別称も掲げたが、そこで直接解説を行わない場合は、矢印(⇒)で解説の加えてある項目を指示した。