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日本大百科全書(ニッポニカ)

顕著な大雨に関する情報

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顕著な大雨に関する情報
けんちょなおおあめにかんするじょうほう

非常に激しい雨が同じ場所で降り続いている状況を、「線状降水帯」というキーワードを使って解説する情報で、2021年(令和3)6月17日より始まった。

 線状降水帯は、次々と発生する発達した複数の積乱雲が一列に並ぶことで形成される線状の積乱雲の集合体で、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することでつくりだされる、線状に伸びる長さ50~300キロメートル程度、幅20~50キロメートル程度の強い降水を伴う雨域である。毎年のように線状降水帯によって甚大な災害が生じているが、このことばが頻繁に用いられるようになったのは、観測網が充実してきた平成26年8月豪雨による広島市の土砂災害以降である。

 顕著な大雨に関する情報は、線状降水帯をあらかじめ定めた基準で検出し、警戒レベル4相当(自治体が避難指示を発令する目安)以上の状況を示している。図での情報では、大雨災害発生の危険度が急激に高まっている線状降水帯の雨域が楕円で表示される。線状降水帯の予測ではなく、線状降水帯発生の確認の情報である。記録的な強雨の発生をすばやく伝えることでよりいっそうの警戒をよびかける「記録的短時間大雨情報」に類似する。

 気象庁では2030年までの10年計画で、線状降水帯を含む集中豪雨の予測精度向上に取り組んでいるが、2030年まで待つことなく、完成した技術を用いた情報の発表を計画しており、顕著な大雨に関する情報はその一環である。

[饒村 曜]2021年12月14日

©Shogakukan Inc.

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