ジャパンナレッジ
15歳以上の人口から、通学者、家事従事者、病弱者、高齢などで生産活動に従事しないなどの非労働力人口を差し引いた人口。いいかえれば、働く意思と能力をもつ人口のこと、また、就業者と完全失業者とをあわせたものでもある。
15歳以上の人口に占める労働力人口の比率を労働力率(日本の2021年平均62.1%)といい、それは所得水準、人口年齢構成(高齢化など)、進学率、社会保障制度(厚生年金など)、女性の社会進出の度合いなどに左右される。また、労働力人口に対する失業者の比率が失業率(2021年平均2.8%)である。これらの統計は、国勢調査および労働力調査(総務省)が提供する。