ジャパンナレッジ
企業の財政状態や財務業績などについて、投資家などの利用者による比較可能性を高めることを目的に、1973年に設立された国際会計基準委員会(IASC:International Accounting Standards Committee)が開発したグローバルスタンダード。略称、IAS。IASはIASCにより、第1号「財務諸表の表示」から第41号「農業」まで開発された。2001年にIASCが国際会計基準審議会(IASB:International Accounting Standards Board)に改組されたため、それ以降はIASBがIASの改訂・見直しなどを行っている。
日本では、IASCやIASBなどが作成および公表を行った会計基準を国際会計基準という。このうち、公正かつ適正な手続のもとに作成および公表が行われたものと認められ、公正妥当な企業会計の基準として認められることが見込まれるものとして金融庁長官が定めたものを「指定国際会計基準」とよんでおり、金融庁告示(金融庁による詳細な規則や基準などを定める行政命令)によって、国際財務報告基準(IFRS。IASBが開発した会計基準)、IASおよびIASB関連組織による解釈指針などが指定されている。一定の要件を充足する上場会社などが国際会計基準に従って連結財務諸表を作成する場合、この指定国際会計基準に基づくことになる。