凡例
- 本事典は、曲名篇([能曲名],[狂言曲名])、事項篇([歴史・史料・役],[技法・演出],[舞台・道具類])、人名篇([人名],[現代人名])および付表からなる。各篇で取り上げた項目は、以下のとおりである。
- 曲名篇[能曲名]は、能の現行曲と番外曲(明治以後の新作能を含む)の代表的なもの。
- 曲名篇[狂言曲名]は、狂言の現行曲の大部分(約二二〇番)と若干の新作狂言。
- 事項篇[歴史・史料・役]は、史料、文献、譜本、役籍、役種など、主として歴史にかかわる事項。
- 事項篇[技法・演出]は、作劇法、謡、囃子、所作など、主として演技と演出にかかわる事項。
- 事項篇[舞台・道具類]は、舞台、面、装束、作リ物、小道具など、主として用具にかかわる事項。
- 人名篇[人名]は、能・狂言の成立期から近・現代までの役者を中心に、ほか研究・評論等に携わった者、および能・狂言に関係の深い外国人を項目とした。いずれも故人に限った。
- 人名篇[現代人名]は、日本能楽会会員(故人を含む)および公演活動の顕著な演者。
- 配列は事項篇[舞台・道具類]を除き、それぞれ五十音順とした。
- 付表は、能・狂言の研究と鑑賞の手引きとなるとともに、現代の能・狂言の状況を把握できるよう意を用いた。
- 年代は原則として西暦で示し、和暦を付した。
- 本事典は小社刊『世界大百科事典』と並行して構想されたもので、記述の一部は共通する。