[3]表記
(1) 生物名・外国名・外国人名・外国地名は原則として「カタカナ」で示した.なお,見出しの生物名を除く外国語・外国人名・化石・幼生には欧文つづりを示してある.また,カタカナ表記が一般的に使われている語についても「カタカナ」で示した.
〔例〕 アイ
サクラ
サル
タンパク質
グルコース glucose
オーリクラリア auricularia
ダーウィン Darwin, Charles Robert
(2) 見出しは上記(1)以外のものは漢字として,「ふりがな」をつけることを原則とし,見出しの下に読みを付記した.ただし,見出しが「カタカナ」のみの場合は読みを省略してある.
(3) 本文中は常用漢字・現代かなづかいによった.ただし,常用漢字以外でも意味のとりにくいものは漢字を使用した.
〔例〕 穎(えい) 猛禽(きん) 孵(ふ)化
(4) 見出しの人名には,見出しの下に生没年を付記した.ただし,4けたの数字の年代で,生没年が同一世紀の場合は初めの2けたを省略した.
〔例〕 アイマー Eimer, Theodor 1843~98
(5) 用語で,2人以上の人名を冠したものは人名の区切りを・印で示した.同一人物のネームの区切りは=で示した.
〔例〕 ワトソン・クリックの模型
レオナルド=ダ=ビンチ
(6) 植物の科はマバリーの分類体系に準拠した.マバリーとエングラーの分類体系とで属する科に違いがある場合は,先にマバリー,( )内にエングラーの科を示した.
〔例〕 アジサイ アジサイ科(ユキノシタ科)
イロハモミジ ムクロジ科(カエデ科)
イヌノフグリ オオバコ科(ゴマノハグサ科)
(7) 用語は主として文部省の『学術用語集』に準拠したが,一般の慣用語も重視した.