1. 日本紀私記
日本大百科全書
『日本書紀私記』ともいう。『日本書紀』の注釈書。奈良・平安時代に、勅命によって『日本書紀』の講義をしたときの博士はかせの私記。『養老ようろう五年私記』(721)
2. 日本紀私記
世界大百科事典
奈良~平安前期に宮廷で行われた《日本書紀》講読の際の記録。《日本書紀私記》ともいう。日本紀講筵は,《書紀》完成後の721年(養老5)に行われて以来,7度にわたっ
3. にほんぎしき【日本紀私記】
国史大辞典
。彼はそれとは別に、すでに『日本紀私記』なる書をものしていた。そしてそれは、源順(したごう)撰『和名抄』に多く引用されることになった。源順はその序で「公望日本紀
4. 日本紀私記(にほんぎしき)
古事類苑
文學部 洋巻 第2巻 851ページ
5. 日本紀私記(著作ID:255005)
新日本古典籍データベース
にほんぎしき 日本書紀私記 注釈
6. 日本紀私記(著作ID:400204)
新日本古典籍データベース
にほんぎしき 日本書紀私記 弘仁四年私記 弘仁私記 多人長(おおのひとおさ) 注釈 弘仁三・四
7. 日本紀私記(著作ID:400259)
新日本古典籍データベース
にほんぎしき 日本書紀私記 承平六年私記 矢田部公望(やたべきんもち) 注釈 承平六‐天慶六
8. 日本紀私記(著作ID:576487)
新日本古典籍データベース
にほんぎしき 日本書紀私記 谷村光信(たにむらみつのぶ) 注釈
9. 釈日本紀私記(著作ID:255027)
新日本古典籍データベース
しゃくにほんぎしき 矢野玄道(やのはるみち) 明治
10. 続日本紀私記(著作ID:255038)
新日本古典籍データベース
しょくにほんぎしき 矢野玄道(やのはるみち) 注釈
11. あお‐うま[あを‥]【青馬・白馬】
日本国語大辞典
青馬也黄
馬葦花毛馬也
日本紀私記云
馬美多良乎乃宇末〉青白雑毛
12. あお・ぐ[あふぐ]【搏】
日本国語大辞典
(たへ)なるが合へるは搏(アフキ)易く、重り濁れるが凝りたるは場(かたま)り難し」*御巫本日本紀私記〔1428〕神代上「精妙之合〈久波志久太倍奈留加安倍留〉搏易
13. あお‐ひえ[あを‥]【竹刀】
日本国語大辞典
(アヲヒヘ)を以て、其の児の臍(ほそのを)を截る」*十巻本和名類聚抄〔934頃〕五「竹刀 日本紀私記云竹刀〈阿乎比衣〉言以竹刀剪金銀薄也」*南海寄帰内法伝平安後
14. あか‐たて【赤盾】
日本国語大辞典
、赤矛(あかほこ)八竿(やさを)を以て、墨坂神(すみさかのかむ)を祠(まつ)る」*水戸本丙日本紀私記〔1678〕崇神「赤盾 安加太天」
15. あかめ‐だい[‥だひ]【赤目鯛】
日本国語大辞典
〔名〕キントキダイ、グソクダイなど、体色の赤い魚の総称。*御巫本日本紀私記〔1428〕神代下「赤女〈鯛 安加女太比〉」*饅頭屋本節用集〔室町末〕「赤女鯛 アカメ
16. あからしま‐かぜ【暴風】
日本国語大辞典
〔名〕暴風。はやて。はやち。あかしまかぜ。あらしまかぜ。*水戸本丙日本紀私記〔1678〕「暴風 安加良之末加世」
17. あき‐き【秋葱】
日本国語大辞典
秋葱(アキキ)の転双(いやふた)〈双は重なり〉納(こも)りを思惟(おも)ふべし」*水戸本甲日本紀私記〔1678〕仁賢「秋葱之転双納可思惟矣(アキキのいやふたこも
18. あ‐ぐみ【足組】
日本国語大辞典
の衾の上に寛坐(うちアクミにゐ)る」*御巫本日本紀私記〔1428〕神代下「踞其鋒端 其乃左支爾志利宇太介弖、又宇知安具美爾井天」
19. あげ‐た【上田】
日本国語大辞典
田(くぼた)を作り可(ま)せ」*御巫本日本紀私記〔1428〕神代下「高田 安介太」(1)高みにある田。《あげた》奈良県宇智郡683
20. あし‐うら【足占】
日本国語大辞典
行宗集〔1140頃〕「いで立ちのあしうらよくて幾夜さへまたつれなくて立ちや帰らむ」*御巫本日本紀私記〔1428〕神代下「潮漬足時〈宇之保乃安之爾津久止支爾(うし
21. あし‐かび【葦牙】
日本国語大辞典
勢進宝剣事「此時天地開け始(そめ)て空中に物あり、葦芽(アシカヒ)の如しといへり」*御巫本日本紀私記〔1428〕神代上「葦牙 安志加比」アシカヒ(葦穎)で、穂の
22. あしき 物(もの)
日本国語大辞典
~14頃〕手習「あしき物の、見つけそめたるに、いと、恐ろしく、危き事なりと思して」*御巫本日本紀私記〔1428〕神代下「邪鬼 安之支毛乃、悪神」和名・色葉・名
23. あし‐さ【悪─】
日本国語大辞典
じ」*中華若木詩抄〔1520頃〕下「片時も酔はねば、心中のあしさ、了簡もないぞ」*水戸本丙日本紀私記〔1678〕神武「利害 与左毛安之左毛」日葡・ヘボン
24. あしたか‐の‐たま【足高玉】
日本国語大辞典
てきた)る物は、羽太(はふと)の玉一箇(ひとつ)、足高玉(アシたかノたま)一箇」*水戸本丙日本紀私記〔1678〕垂仁「足高玉 安之太加乃太万」名称の由来に関して
25. あしはな‐げ【葦花毛】
日本国語大辞典
青馬也 黄
馬 葦花毛馬也
日本紀私記云
馬美多良乎乃宇末〉青白雑毛
26. あぜ‐なわ[‥なは]【絡縄・糾縄】
日本国語大辞典
もの)已に成(な)りぬるときに、則ち、冒(ひきわた)すに絡縄(アゼナハ)を以てす」*御巫本日本紀私記〔1428〕神代上「絡縄 阿世縄」(1)アゼ(畔)の縄の義。
27. あたいえ[あたひへ]【直】
日本国語大辞典
「あたひ‐え(兄)」と考えられるが、あるいは、「書紀‐神武即位前」「直部(日本紀私記丙本・熱田本訓あたひへ)」と関係があるか(この部は等(ら)の意味とされる)。
28. あた‐な・む【仇─・寇─】
日本国語大辞典
〔自マ四〕(「あた」は、敵の意。「なむ」は、動詞を作る接尾語)「あたなう(仇─)」に同じ。*御巫本
日本紀私記〔1428〕神代上「不可
賊之
29. あた・る【当・中】
日本国語大辞典
8~92頃〕見果てぬ夢「かかる折しも、宣耀殿もただならず、今年にあたらせ給へり」*水戸本丙日本紀私記〔1678〕神武「鍾草昧 久良支爾安太礼里」*咄本・無事志有
30. あ‐な‐すえ[‥すゑ]【足末】
日本国語大辞典
頃〕忠こそ「多くのものを尽して、頭(かしら)よりあなすゑただに綾錦を裁ち切りて」*水戸本乙日本紀私記〔1678〕神代上「足端 安那須恵」(2)子孫。末裔(まつえ
31. あな‐はとり【穴織】
日本国語大辞典
呉織(くれはとり)、穴織(アナハトリ)四(よたり)の婦女(をむな)を与(たてまつ)る」*水戸本丙日本紀私記〔1678〕応神「穴織 安奈波止利」【二】〔枕〕同音の
32. あね【姉】
日本国語大辞典
爾雅云女子先生為
〈音止一云女兄和名阿禰
日本紀私記与兄同〉」(2)妻や夫の姉、兄の妻など。義姉。義理の姉。*アパアトの女たちと僕と〔1928〕
33. あ‐はなち【畔放】
日本国語大辞典
づ)る。所謂、毀畔 古語、阿波那知(アハナチ)、埋溝 古語、美曾宇美(みぞうみ)」*御巫本日本紀私記〔1428〕神代上「填渠毀畔〈美曾宇免安波奈知須(みぞうめア
34. あま【海人・海士・海女・蜑】
日本国語大辞典
我からとねをこそ泣かめ世をばうらみじ〈藤原直子〉」*十巻本和名類聚抄〔934頃〕一「泉郎 日本紀私記云 漁人〈阿万〉 弁色立成云 泉郎〈和名同上、楊子漢語抄之説
35. あまつ かわほし
日本国語大辞典
天の川の星。*水戸本丙日本紀私記〔1678〕神功「星辰〈安末豆加波保志〉」「書紀‐神功摂政前」の例「星辰」は、通常「あまつみかほし」と訓み、「天にある神威の
36. あまつ さ霧(ぎり)
日本国語大辞典
「あまの(天)さ霧(ぎり)」に同じ。*御巫本日本紀私記〔1428〕神代上「立于天霧之中〈安末津左岐利乃奈可爾太太之女弖〉」
37. あまつ 表(しるし)
日本国語大辞典
(をそれかしこまること)を懐(うだ)く」*水戸本丙日本紀私記〔1678〕神武「天表〈安末津志流之〉」(2)天上の神から示されるめでたいしるし。*日本書紀
38. あまつ 御祖(みおや)
日本国語大辞典
挙(のたまひあ)げて、我が天祖(アマツミヲヤ)彦火瓊々杵尊に授(さづ)けたまへり」*水戸本丙日本紀私記〔1678〕神武「天祖〈阿末津美乎也〉」
39. あまつ 水影(みかげ)
日本国語大辞典
「あまつ(天)水影(みずかげ)」に同じ。*水戸本丙日本紀私記〔1678〕仲哀「天津水影〈安末豆美加介〉」
40. あまつ 水影(みずかげ)
日本国語大辞典
(「あまつ」は「高天原の」の意)高天原において、水に映る影。あまつみかげ。*水戸本甲日本紀私記〔1678〕仲哀「如天津水影押伏〈アマツミツカケのことくをしふせて
41. あまつ 社(やしろ)
日本国語大辞典
周易云天神曰
神〈食隣反 和名賀美
日本紀私記云 安末豆夜之呂〉」*国基集〔1102頃〕「住吉のあまつ社のうれへには心よせなれくものうへ人
42. あまの 磐樟船(いわくすぶね)
日本国語大辞典
樟船(アマノイハクスブネ)に載せて、順風(かぜのまにま)に放ち棄つ」*御巫本
日本紀私記〔1428〕神代上「天磐
樟船
43. あまの 岩屋戸(いわやど)
日本国語大辞典
是に天照大御神見畏みて、天岩屋戸(あまのいはやど)を開きてさしこもり坐(ま)しき」*御巫本日本紀私記〔1428〕神代上「立於天石窟戸之前〈安万乃伊波也止乃万倍爾
44. あまの 浮橋(うきはし)
日本国語大辞典
(いざなみ)の男神女神の二神(ふたはしら)、天(アマ)の浮橋(ウキハシ)の上にして」*御巫本日本紀私記〔1428〕神代上「立於天浮橋之上〈安末乃宇岐波志乃宇倍爾
45. あまの 鹿児弓(かこゆみ)
日本国語大辞典
鹿などを射る立派な弓の意かとされているが、語義未詳。天の真鹿児弓。あめのかこゆみ。*御巫本日本紀私記〔1428〕神代下「天鹿児弓〈安万乃加古由美〉」書言
46. あま‐の‐さぐめ【天探女】
日本国語大辞典
以ゐよ〉此の鳥の言ふことを聞きて、天若日子に語りて言ひしく」*十巻本和名類聚抄〔934頃〕一「天探女 日本紀私記云天探女〈阿万乃佐久女 俗云阿万佐久女〉」(1)
47. あまの 甜酒(たむざけ)
日本国語大辞典
以て号けて狭名田と曰ふ。其の田の稲を以て天甜酒(あまノタムサケ)を醸(か)み嘗(にはなひ)す」*御巫本日本紀私記〔1428〕神代下「醸天甜酒〈安万乃佗牟左介爾加
48. あまの はえきりの剣(つるぎ)
日本国語大辞典
)「素戔嗚尊、乃ち天蠅斫之剣(アマノハヘキリのつるぎ)を以て彼の大蛇を斬りたまふ」*御巫本日本紀私記〔1428〕神代上「以天蠅斫之釼〈安万乃波倍支里乃津留支乎毛
49. あまの 櫨弓(はじゆみ)
日本国語大辞典
あまノハシユミ)と天のはは矢とを捉り、八目の鳴鏑(かぶら)とを副持(とりそ)へ」*水戸本甲日本紀私記〔1678〕神代下「天梔弓〈アマノハシユミ〉」
50. あま‐の‐はら【天原】
日本国語大辞典
天原(あまのはら) 磐門(いはと)を開き 神あがり あがり座(いま)しぬ〈柿本人麻呂〉」*御巫本
日本紀私記〔1428〕神代上「挙
於天上