1. 源氏物語絵巻画像
日本大百科全書
絵巻。愛知・徳川美術館ならびに東京・五島ごとう美術館蔵。いずれも国宝。紫式部の『源氏物語』を題材としたもので、徳川本はもと3巻、五島本はもと1巻の巻物であったが
2. 源氏物語絵巻
世界大百科事典
そのなかで現存する最古の作品が徳川黎明会(尾張徳川家伝来)と五島美術館(阿波蜂須賀家伝来)に分蔵されている《源氏物語絵巻》である。この徳川・五島本は,《源氏物語
3. げんじものがたりえまき【源氏物語絵巻】
国史大辞典
しかし現存の作例として最も古く、また芸術的に重要なものは、徳川黎明会と五島美術館に分蔵される『源氏物語絵巻』(ともに国宝)である。これは現在十九の画面、すなわち
4. げんじものがたり‐えまき[‥ヱまき]【源氏物語絵巻】
日本国語大辞典
【一】〔名〕「源氏物語」の各帖から、情趣深い絵画的な場面を選んで描き、関係本文を抄出して配した絵巻。平安時代以降、繰り返して制作され、現存の遺品も多い。【二】絵
5. 源氏物語絵巻(著作ID:172167)
新日本古典籍データベース
げんじものがたりえまき 源氏物語絵詞 隆能源氏 藤原伊房(ふじわらこれふさ) 詞書 伝 藤原隆能(ふじわらたかよし) 画 伝 絵巻 平安末期
6. 源氏物語絵巻(著作ID:172189)
新日本古典籍データベース
げんじものがたりえまき 源氏絵詞 源氏絵巻 絵巻
7. 源氏物語絵巻(著作ID:4379858)
新日本古典籍データベース
げんじものがたりえまき 浮田一蕙(うきたいっけい) 画 絵巻
8. 絵巻物にみえる冠の纓[図版]画像
国史大辞典
源氏物語絵巻 紫式部日記絵巻 長谷雄草紙 御再興大嘗会図 随身庭騎絵巻 (c)Yoshikawa kobunkan Inc.
9. 絵巻物に見る直衣姿[図版]画像
国史大辞典
直衣布袴 冬の烏帽子直衣 華文綾の直衣 夏の冠直衣 引直衣 浮線綾の直衣の前後 源氏物語絵巻 信貴山縁起絵巻 春日権現霊験記 扇面法華経冊子 枕草子絵巻 紫式部
10. 『源氏物語絵巻』(東屋〈一〉)[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
中の君は妹浮舟うきふねを不憫ふびんに思い、自室に呼び、絵物語を見せて慰める。中の君は侍女に髪を梳くしけずらせ、浮舟は侍女右近うこんに物語を読ませ、自分は別の絵を
11. 『源氏物語絵巻』(柏木〈一〉)[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
僧形の朱雀院すざくいんは愛娘女三の宮おんなさんのみやを案じ、六条院を訪れる。柏木との不倫に悩む女三の宮は出家したいと父にすがる。源氏も妻女三の宮とのすれ違いの宿
12. 『源氏物語絵巻』にみる硯箱[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
らの返書をみる夕霧の前には、内に硯や筆、小刀などを収めた蓋ふたなしの大型の硯箱がみえる。『源氏物語絵巻』 「夕霧」(部分) 写国立国会図書館所蔵
13. あがた-じろう【県治朗】
日本人名大辞典
昭和時代の美術家。明治30年2月3日生まれ。田中有美(ゆうび)・親美(しんび)父子に古筆,古画をまなぶ。「源氏物語絵巻」などにもちいられている料紙とその意匠・手
14. 東屋(源氏物語) 72ページ
日本古典文学全集
見ながら女房によって音読される物語の本文を聞く趣である。浮舟が無心に物語絵に見入るこの場面は、『源氏物語絵巻』東屋一に印象深く描かれている。はじめは「灯の方に背
15. 石山寺画像
日本大百科全書
維摩居士ゆいまこじ像、厄除不動明王やくよけふどうみょうおう像、淳祐内供坐像ないくざぞう、『石山寺縁起絵巻』『源氏物語絵巻』『石山寺一切経』など国の重要文化財も多
16. いせものがたりえまき【伊勢物語絵巻】
国史大辞典
第七段は物語第十三で、男が奥州まで流れて行ったとき田舎女のもとに通った話となっている。画風は平安時代の『源氏物語絵巻』の系統をひき、濃厚な色調と共に金銀箔を使っ
17. いまきぎれ【今城切】
国史大辞典
数多く残っている。(一)長谷切本和漢朗詠集、(二)切箔散らし和漢朗詠集切、(三)伴大納言絵巻詞書、(四)源氏物語絵巻詞書(竹河・橋姫)、(五)二荒山神社本後撰和
18. ウメ画像
世界大百科事典
ある大和をはじめ,近江,美濃,加賀などに広く分布している。文様としても古くから用いられ,《源氏物語絵巻》や,高野山の《赤不動》の衣などにもこれに類するものがみら
19. 漆工芸画像
世界大百科事典
る。平安時代には朱漆器は非常に貴重で,宮中の宴では参議以上にのみその使用が許された。また《源氏物語絵巻》などによって,貴族の住宅内で多くの漆器が用いられ,棚や厨
20. 絵本画像
日本大百科全書
絵本の源は、平安時代12世紀前半の絵巻にある。あでやかな色彩で屋内の男女の出会いを描いた『源氏物語絵巻』と、躍動する淡彩の筆の動きで山野の動物の楽しいふるまいを
21. 絵巻画像
日本大百科全書
肥痩ひそうのある描線を駆使して線のもつ運動性を強調している。『源氏物語絵巻』が静的、情趣的であるのに対して、これは動的、劇的であり、『源氏物語絵巻』が叙情的であ
22. 絵巻
世界大百科事典
画巻 信貴山縁起 伴大納言絵詞 作絵 引目鉤鼻 源氏物語絵巻 女絵 女絵 男絵 吹抜屋台 異時同図法 つくり物語絵巻 説話絵巻 日記絵巻 源氏物語絵巻 伴大納言
23. えまき【絵巻】画像
国史大辞典
が進むにつれ、日本の物語や説話を題材にした絵巻が作られた。物語絵の遺品としては十二世紀の『源氏物語絵巻』と『寝覚物語絵巻』があげられる。そこに描かれた貴族の男女
24. 絵巻にみる引目鈎鼻[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
引目鈎鼻ひきめかぎはなの技法で描かれた人物の表情。『源氏物語絵巻』 「宿木やどりぎ」 写国立国会図書館所蔵
25. 御伽草子
世界大百科事典
。 以上のことからも,御伽草子の成立の時期を明確に位置づけることは難しいが,物語絵巻--《源氏物語絵巻》《寝覚物語絵巻》《葉月物語絵巻》また白描の《枕草子絵巻》
26. 女絵
世界大百科事典
った女絵も,専門画人の参加によってしだいに技法的に高められ,12世紀前半には徳川・五島本《源氏物語絵巻》のようなつくり絵の華麗で細密な様式を完成させた。このよう
27. おんな‐え[をんなヱ]【女絵】
日本国語大辞典
〔名〕(1)平安時代、特に情趣に富んだ絵。貴族の女性たちが愛好した物語絵にみられる。現存の「源氏物語絵巻」はその洗練された技法を用いたもの。
28. 花卉園芸画像
日本大百科全書
うし』と『源氏物語』にはそれぞれ100種に余る草木や花卉が四季の風物詩的に記されている。『源氏物語絵巻』にも庭植えの多くの花卉が図写された。王朝人はそれらの多種
29. 被り物画像
日本大百科全書
当時公家社会では、たとえ病床にあっても、他人と会うときには被り物をつけることになっていた。このことは『源氏物語絵巻』からもうかがうことができる。女性は外出の場合
30. 貨幣
日本大百科全書
記念して、新紙幣2000円券が発行された。表面に沖縄の首里城の守礼門しゅれいもん、裏面には国宝『源氏物語絵巻』の一部と紫式部むらさきしきぶの肖像を採用した。20
31. 壁代
日本大百科全書
これには黒一色のものと、濃紅こきべにと蘇芳すおう色の平絹を中央ではぎ合わせたものがある。『源氏物語絵巻』(「柏木かしわぎ」)には表地が白桜花文の綾に描き絵がなさ
32. からぎぬ【唐衣】画像
国史大辞典
)を加え、さらに表着(うわぎ)をつけてから裳に唐衣を着用して物の具と称した。唐衣の形状は『源氏物語絵巻』をはじめとする絵巻物類に作期の風潮を反映した描写がみられ
33. かわほり‐おうぎ[かはほりあふぎ]【蝙蝠扇】画像
日本国語大辞典
金銀泥絵などの華美なつくりとなった。先端を強く反らせたものを末広ともいう。(3)一二世紀はじめの「源氏物語絵巻」に描かれており、実物は厳島神社蔵のものがある。カ
34. 去来抄(俳論集) 531ページ
日本古典文学全集
集荷や商品の買受けなどを扱う荷受問屋と貨物積出業務を主とする積問屋があった。出典未詳。「頬はれて」は『源氏物語絵巻』などに見るように、目細く頬豊かな下ぶくれの美
35. 櫛画像
日本大百科全書
櫛の材質も唐木に加えて牙きば類も用いられ、それらは手箱に納めるのが普通であった。櫛で髪をすく姿は国宝『源氏物語絵巻』にみられるが、櫛の発達は、垂髪よりも結髪にさ
36. けもんりょう【花文綾】
国史大辞典
からのけもんれう」とあるのは、臣下の冬の直衣の表地に用いる白の唐花の丸の文様の綾をさす。この唐花の丸は『源氏物語絵巻』の直衣の文様に明瞭である。唐花菱(からはな
37. 源氏絵
日本大百科全書
的題材として近世に至るまで広く取り上げられている。最古の遺品は平安末期(12世紀前半)の『源氏物語絵巻』で、濃麗な画面と流麗な詞書ことばがきにより王朝美術の粋を
38. げんじえ【源氏絵】
国史大辞典
その盛況は知られよう。→源氏物語絵巻(げんじものがたりえまき) [参考文献]秋山光和『平安時代世俗画の研究』、同編『源氏絵』(至文堂『日本の美術』一一九)、梅津
39. 源氏物語画像
日本大百科全書
憧憬しょうけいする人々の心に『源氏』はますます権威をもって君臨することになる。院政期に、その一部が現存する『源氏物語絵巻』のような絵画芸術が宮廷の事業として制作
40. 源氏物語
世界大百科事典
美はあくまで一回的直観的な瞬時の体験であって,分析によって納得される類のものではないことが,《源氏物語絵巻》における〈引目・鉤(かぎ)鼻〉の様式と似て,こうした
41. 好色一代男(井原西鶴集) 190ページ
日本古典文学全集
物で、桟留とも唐桟ともいう。「本」は和製に対して、舶来の本物の意。はやりのいでたち。墨絵で源氏物語絵巻を描かせ。客と自分の紋所を小さな比翼紋(二つ並べる)にして
42. こうだんしゃ【講談社】
国史大辞典
などの月刊誌と、『週刊現代』『少年マガジン』なども発行。図書では『近代日本教育制度史料』『源氏物語絵巻』『世界文化史蹟』『秘宝』『現代世界百科大事典』などの大冊
43. こうちき【小袿】画像
国史大辞典
除いたいわゆる重ね袿の褻の装束の上に、華やかな織物の袿を裾短にしたてて重ねたので小袿という。『源氏物語絵巻』宿木巻二段の六の君や、『紫式部日記絵巻』の文台に向か
44. 小袿画像
日本大百科全書
数領重ねた上に着て、改まったときには唐衣からぎぬのかわりに小袿を着て裳もを腰につける。小袿姿の図として、『源氏物語絵巻』「宿木やどりぎ」の段の六の君、『紫式部日
45. こうらいべり【高麗端】
国史大辞典
『江家次第」二正月、摂政時叙位事には、公卿以下仕候の座を「高麗公卿座、紫職事弁官座」と区別している。『源氏物語絵巻』によると四弁の花形文と、これに襷(たすき)を
46. 古今和歌集 414ページ
日本古典文学全集
さい。「笠」は今のからかさに相当するが、昔は柄の長い傘を従者が後ろから差しかけたことは、『源氏物語絵巻』などでも分る。→六九四。木の下にこぼれ落ちる露。山形県の
47. こだい【古代】画像
国史大辞典
水屏風」一点しか残っていない。それに反して小画面では、道長時代に起源をもつ女絵を継承する『源氏物語絵巻』(徳川黎明会・五島美術館蔵)があり、その系統の長寛二年(
48. ごとう‐びじゅつかん[ゴタウビジュツクヮン]【五島美術館】
日本国語大辞典
五島慶太が収集した美術品を中心に、昭和三五年(一九六〇)に完成。古写経・書蹟・茶器・絵画が中心で、源氏物語絵巻・紫式部絵日記絵詞などの国宝や重要文化財も多い。ゴ
49. ごとうびじゅつかん【五島美術館】
国史大辞典
約二千点(国宝五点・重要文化財四十八点を含む)で、日本・東洋の古美術が中心である。国宝の『源氏物語絵巻』『紫式部日記絵巻』が特に有名であるが、充実するコレクショ
50. さごろもものがたりえまき[さごろもものがたりヱまき]【狭衣物語絵巻】
日本国語大辞典
絵だけ四段残存。鎌倉末期ごろの作。絵は土佐光秀、詞書(ことばがき)は伏見院筆と伝えるが明らかでない。絵は源氏物語絵巻の様式を踏襲するが、典雅な趣にとぼしい。東京