1. 竹取物語
日本大百科全書
平安時代の物語。一巻。『源氏物語』には「かぐや姫の物語」(「蓬生(よもぎう)」)、「竹取の翁(おきな)」(「絵合(えあわせ)」)とあり、「竹取翁物語」と題した写 ...
2. 竹取物語
世界大百科事典
創造したものであった。それゆえ,《源氏物語》の〈絵合(えあわせ)〉巻では,《竹取物語》を〈物語のいでき初めの祖(おや)〉とのべている。《竹取物語》は,単に世態小 ...
3. たけとりものがたり【竹取物語】
デジタル大辞泉
平安初期の物語。1巻。作者・成立年未詳。竹取翁(たけとりのおきな)によって竹の中から見いだされ、育てられたかぐや姫が、五人の貴公子の求婚を退け、帝の召命にも応じ ...
4. たけとりものがたり【竹取物語】
日本国語大辞典
一八編七二冊。山東京山作・歌川国貞など画。天保九年〜安政三年(一八三八〜五六)刊行。兄京伝の「松梅竹取物語」合巻にならい、〔一〕に謡曲の「隅田川」「双生隅田川( ...
5. たけとりものがたり【竹取物語】
全文全訳古語辞典
[書名]平安前期の物語。作者未詳。『竹取の翁の物語』『かぐや姫の物語』とも。かぐや姫が、貧しい翁の手で竹の中から発見され、わずか三か月で美しく成長したが、しつこ ...
6. たけとりものがたり【竹取物語】
国史大辞典
かわりあっている。しかるに、『今昔物語集』の竹取説話では、求婚者は『竹取物語』の五人に比べて三人であるが、現存の『竹取物語』においても「三」という数を基本に据え ...
7. 竹取物語
デジタル大辞泉プラス
1987年公開の日本映画。監督・脚本:市川崑、特撮監督:中野昭慶、脚本:菊島隆三、石上三登志、日高真也。出演:三船敏郎、若尾文子、沢口靖子、石坂浩二、中井貴一、 ...
8. 竹取物語
デジタル大辞泉プラス
富陽軒(静岡県富士市)が販売する弁当。竹の籠に入っている。JR東海、新富士駅などで購入できる。 2015年06月 ...
9. 竹取物語
日本古典文学全集
『源氏物語』の中で、〈物語の出で来はじめの親〉と紹介される、仮名文による日本最初の物語文学。竹から生まれたかぐや姫は、美しい女性に成長し、五人から求婚される。し ...
10. たけとりものがたりしょう[たけとりものがたりセウ]【竹取物語抄】
日本国語大辞典
「竹取物語」の注釈書。二巻。小山儀(ただし)の遺稿を入江昌喜(まさよし)がとりまとめ詳細な考証を加え、頭注を付けたもの。天明三年(一七八三)成立。翌年刊。「竹取 ...
11. カグヤ/新竹取物語
デジタル大辞泉プラス
3代目市川猿之助が企画する新作歌舞伎「スーパー歌舞伎」の演目。作、横内謙介。演出、市川猿之助。出演はほかに市川笑也、市川段四郎ほか。1996年4月、新橋演舞場に ...
12. 新竹取物語 1000年女王
デジタル大辞泉プラス
松本零士による漫画作品。中学生の少年が謎の美女に導かれ、月と地球を破滅から守るべく戦う物語。『産経新聞』(朝刊)『西日本スポーツ』1980年1月28日~1983 ...
13. 新竹取物語 1000年女王
デジタル大辞泉プラス
日本のテレビアニメ。放映はフジテレビ系列(1981年4月~1982年3月)。原作:松本零士による漫画作品。制作:東映動画(現:東映アニメーション)。 2013年 ...
14. 『竹取物語』[百科マルチメディア]
日本大百科全書
古活字十行本 慶長年間(1596~1615)刊 国立国会図書館所蔵 ...
15. 『竹取物語』(絵巻)[百科マルチメディア]
日本大百科全書
空から雲に乗って下ってきた天人に迎えられて、かぐや姫は昇天する。『竹取物語』 下 国立国会図書館所蔵 ...
16. あ【彼】
日本国語大辞典
指し示す(遠称)。平安時代以降用いられ、格助詞「の」を伴って連体修飾語となることが多い。あれ。か。→あの。*竹取物語〔9C末〜10C初〕「あの書き置きし文を読み ...
17. あい‐たたか・う[あひたたかふ]【相戦・合戦】
日本国語大辞典
〔自ハ四〕(「あい」は接頭語)(1)(「戦う」の改まった言い方)勇んで戦う。構えて争う。*竹取物語〔9C末〜10C初〕「あひたたかはんとすとも、かの国のひと来な ...
18. あいだ[あひだ]【間】
日本国語大辞典
三二「梅の花折りてかざせる諸人は今日の阿比太(アヒダ)は楽しくあるべし〈(氏未詳)稲布〉」*竹取物語〔9C末〜10C初〕「かた時のあひだとてかの国よりまうでこし ...
19. あ・う[あふ]【合・会・逢・遭】
日本国語大辞典
い及(し)き阿波(アハ)むかも」*古事記〔712〕下・歌謡「大坂に 阿布(アフ)やをとめを 道問へば」*竹取物語〔9C末〜10C初〕「竹取の家にかしこまりて請( ...
20. あえ‐な・い[あへ:]【敢無】
日本国語大辞典
いがなくてがっかりするさま。(イ)意気込んだり予期していたことがそういかなくてあっけない。*竹取物語〔9C末〜10C初〕「これを聞きてぞ、とげなき物をばあへなし ...
21. あお‐へど[あを:]【青反吐】
日本国語大辞典
〔名〕苦しんで吐く、なまなましいへど。激しく吐き散らしたへど。*竹取物語〔9C末〜10C初〕「『船に乗りては、楫取(かぢとり)の申すことをこそ、高き山と頼め。〈 ...
22. あか‐さ【明─】
日本国語大辞典
〔名〕(形容詞「あかい」の語幹に接尾語「さ」の付いたもの)明るいこと。また、その度合。明るさ。*竹取物語〔9C末〜10C初〕「家のあたり、昼のあかさにもすぎて光 ...
23. あかし【明石】
日本国語大辞典
まつる人丸神社境内に、東経一三五度の日本標準時子午線の通過標柱がある。大正八年(一九一九)市制。*竹取物語〔9C末〜10C初〕「浜をみればはりまのあかしのはまな ...
24. あかし【明石】
国史大辞典
や)が置かれた。景勝の地であるため『万葉集』『古今和歌集』『新古今和歌集』などにうたわれ、『竹取物語』『源氏物語』『大鏡』などにその名が登場する。のち、赤松氏や ...
25. あかし‐くら・す【明暮】
日本国語大辞典
〔他サ五(四)〕夜を過ごし、日を暮らす。月日を送る。毎日生活していく。*竹取物語〔9C末〜10C初〕「もとのめどもは、かぐや姫を必ずあはんまうけして、ひとりあか ...
26. あか・す【明】
日本国語大辞典
つ いも寝かてにと 阿可思(アカシ)つらくも 長きこの夜を〈斉明天皇(舒明天皇説あり)〉」*竹取物語〔9C末〜10C初〕「あたりをはなれぬ君だち夜をあかし日を暮 ...
27. あか ず
日本国語大辞典
六「玉敷ける清き渚(なぎさ)を潮満てば安可受(アカズ)われ行く帰るさに見む〈阿倍継麻呂〉」*竹取物語〔9C末〜10C初〕「御門、かぐや姫をとどめて帰り給はん事を ...
28. あが・る【上・揚・挙・騰】
日本国語大辞典
*日本書紀〔720〕雄略九年五月(前田本訓)「大将軍紀小弓宿禰、龍のごとく驤(アカリ)虎のごとく視て」*竹取物語〔9C末〜10C初〕「大空より人雲に乗ておりきて ...
29. あき‐ない[:なひ]【商】
日本国語大辞典
〔名〕(動詞「あきなう(商)」の連用形の名詞化)(1)(─する)売り買いをすること。商売。*竹取物語〔9C末〜10C初〕「世にある物ならば、この国にももてまうで ...
30. あ・く【明・開・空】
日本国語大辞典
【一】〔自カ五(四)〕(1)隔てや覆いなどが、とり除かれる。閉じていたものが開く。*竹取物語〔9C末〜10C初〕「たてこめたるところの戸、すなはちただあきにあき ...
31. あ‐ぐら【胡床・胡坐】
日本国語大辞典
人の長(たけ)ほどにつくり」(3)材木を組んで、高い所への足がかりとしたもの。足代(あししろ)。あなない。*竹取物語〔9C末〜10C初〕「大炊寮(おほいつかさ) ...
32. あけ‐くれ【明暮】
日本国語大辞典
〔名〕(1)夜明けと夕暮れ。朝晩。転じて、日々。毎日。始終。また、日々の生活。副詞的にも用いる。*竹取物語〔9C末〜10C初〕「明暮見なれたるかぐや姫をやりてい ...
33. あげ【上・揚】
日本国語大辞典
)ものをあげること。
下げ。*
竹取物語〔9C末〜10C初〕「よき程なる人になりぬれば、髪あげなどさうして」*長宗我部氏掟書〔1596〕五六条「升之事
...34. あ・げる【上・揚・挙】
日本国語大辞典
和(やまと)へに 西風(にし)吹き阿宜(アゲ)て 雲離れ 退(そ)き居りとも 我忘れめや」*竹取物語〔9C末〜10C初〕「つばくらめはいかなる時にか子うむと知り ...
35. あさ【朝】
日本国語大辞典
三〇「しだの浦を阿佐(アサ)漕ぐ船はよしなしに漕ぐらめかもよよしこさるらめ〈東歌・駿河〉」*竹取物語〔9C末〜10C初〕「我朝ごと夕(ゆふ)ごとに見る竹の中にお ...
36. あさ‐ごと【朝毎】
日本国語大辞典
*万葉集〔8C後〕八・一六一六「毎朝(あさごとに)吾見る屋戸のなでしこが花にも君は有りこせぬかも〈笠女郎〉」*竹取物語〔9C末〜10C初〕「我朝ごと夕ごとに見る ...
37. あさまし・い【浅】
日本国語大辞典
よい場合にも悪い場合にも用いたが、現代語では悪い意味にだけ使う)(1)意外である。驚くべきさまである。*竹取物語〔9C末〜10C初〕「取がたき物をかくあさましく ...
38. あさまし‐が・る【浅─】
日本国語大辞典
尾語「がる」の付いたもの)驚きあきれた気持を外に表わす。あさましいと思っている様子をする。*竹取物語〔9C末〜10C初〕「人々、あさましがりて、寄りてかかへ奉れ ...
39. あさまじんじゃ【浅間神社】
国史大辞典
富士山に対する信仰から生まれた神社。富士山に対する畏敬とその信仰は古代に発し、『万葉集』や『竹取物語』には、信仰内容の一面を伝えるが、駿河・甲斐両国の山麓地域に ...
40. あ
し【悪】
日本国語大辞典
けふの首途(かどで)あしや』と、皆々腹立(ふくりう)して」(4)(人の機嫌や気分が)悪い。*竹取物語〔9C末〜10C初〕「きたなき所の物きこしめしたれば、御心地 ...
41. あし‐とり【足取】
日本国語大辞典
〔名〕(1)足をとらえること。足をつかむこと。*竹取物語〔9C末〜10C初〕「鼎(かなへ)の上より、手とり、足取して、さげおろしたてまつる」(2)相撲のきまり手 ...
42. あし の 向(む)く方(かた・ほう)
日本国語大辞典
どこへとも定めないで、足の向いた方向。何となく向かって行く方角。*竹取物語〔9C末〜10C初〕「いづちもいづちも足のむきたらんかたへいなむず」*大和物語〔947 ...
43. あす【明日】
日本国語大辞典
八「明日香川明日(あす)だに見むと思へやもわが王(おほきみ)の御名忘れせぬ〈柿本人麻呂〉」*竹取物語〔9C末〜10C初〕「翁年七十にあまりぬけふともあすともしら ...
44. あず・ける[あづける]【預】
日本国語大辞典
中を誘(こしら)へて御子の列(つら)に預(アヅ)け給ひ、我が財は、皆汝等が財ぞとのたまふ」*竹取物語〔9C末〜10C初〕「妻(め)の女にあづけて養はす」*看聞御 ...
45. あそ・ぶ【遊】
日本国語大辞典
〕東屋「碁打ち韻ふたぎなどしつつあそび給ふ」(2)詩歌、管弦、舞などを楽しむ。遊楽をする。*竹取物語〔9C末〜10C初〕「此程三日うちあげあそぶ」*宇津保物語〔 ...
46. あたい[あたひ]【価・値】
日本国語大辞典
相当するもの。*彌勒上生経賛平安初期点〔850頃〕「六銖の値(アタヒ)は、沙婆世界に直(あ)ふ」*竹取物語〔9C末〜10C初〕「あたいの金すくなしとこくし使に申 ...
47. あた・う[あたふ]【能】
日本国語大辞典
は必ずしもわたしの記憶がうすれてゐるせゐではなく」(2)なるほどと合点がゆく。理にかなう。*竹取物語〔9C末〜10C初〕「罪の限りはてぬればかく迎ふる、翁は泣き ...
48. あだ‐ごころ【徒心】
日本国語大辞典
常陸「常陸にも田をこそ作れ阿太古々呂(アダゴコロ)や かぬとや君が山を越え 雨夜来ませる」*竹取物語〔9C末〜10C初〕「ふかき心も知らで、あだ心つきなば、後く ...
49. あつ・める【集・聚】
日本国語大辞典
*日本書紀〔720〕神代下(鴨脚本訓)「乃ち八十万の神を天高市に合(アツメ)、帥(ひき)ゐて天に昇る」*竹取物語〔9C末〜10C初〕「大伴のみゆきの大納言は、我 ...
50. あて【貴】
日本国語大辞典
いさま。高貴だ。
いやしい。*
竹取物語〔9C末〜10C初〕「世界の男、あてなるもいやしきも、いかで此のかぐや姫を得てしがな、見てしがなと
...