さまざまなエクササイズ法が現れては消えていく昨今だが、近ごろ、とみに話題を集めているのが「ドローイン」。「やせる」というと「脂肪を落とす」イメージがあるものの、適度な筋肉をつけ、姿勢をよくして内臓をあるべき位置に収めれば「やせて見える」ものである。ドローインが即効性のあるダイエットのように受け止められているのは、腰のくびれをつくる「腹横筋」に効果があるからだ。
やり方はわかりやすい。息を吸ってからヘソのあたりを意識してゆっくり息を吐き、お腹を引っ込める(「draw in」は「引っ込める」という意味)。初心者はこのまま10秒をキープ、これを何セットか繰り返す。慣れてきたら30秒までがんばってみるとよいが、息を止めずにふつうに呼吸するのが重要とのこと。「仰向けに寝て行なう」と紹介されることが多いが、通勤電車の中など自由なタイミングでも行なえるところが、忙しい現代人にとってポイントが高いだろう。