子どもに人気の500系をモチーフにした、山陽新幹線の公式キャラクター。2012年10月14日「鉄道の日」に大阪市の交通科学博物館でデビューイベントが行なわれた。JR西日本では、新幹線のファンを育てていくとともに、安全やマナー向上の広報に役立てる考えだ。ちなみに、EEKO星(エエコ星)から来た生命体で、普段は新幹線の車掌、パンタグラフソード(パンダグラフの剣)という武器を使うなど、決め込まれた設定も楽しい。
イメージキャラというと、いわゆる「ゆるキャラ」がおなじみ。だが、牧歌的なビジュアルのゆるキャラでは、積極的なメッセージの発信にはそぐわない場合も多い。単なるPRだけでなく、「安全」などの啓蒙性が求められる場合には、「守るべきものがある」特撮ものをイメージしたキャラクター設定が行なわれることが多い。世に言う「ご当地ヒーロー」「ローカルヒーロー」と呼ばれる存在だが、カンセンジャーもこの流れといえるだろう。