「食べるラー油」「ジュレ系調味料」「塩こうじ」……。近年、新顔の調味料が食卓をにぎわせている。人気の理由は「万能」であること。さまざまな食材・レシピに使い勝手がよい。2012年10月にテレビで紹介されてから、またたく間にブレイクした「バタードール」もそのひとつだ。麻布十番の名店「グリル満天星」総料理長の窪田好直(くぼた・よしなお)氏が考案。氏は、カメラマン出身という異色の経歴とともに、その腕前から洋食の世界では知らぬ者がいない名匠である。
用意するのは、バター100g、片栗粉100g、生クリーム100gに卵黄2個(これで目安としては2人前である)。室温に置いてやわらかくしてから、クリーム状になるまで練ったバターに、片栗粉→卵黄→生クリームの順で混ぜるだけ。かんたんながら、家庭のレベルを超えたまさにプロの味が出せる。オムレツ、スープなどの洋食だけでなく、和食などで試してみるのもよさそうだ。また、いったん作れば冷蔵庫で2週間は保存が可能という。