「昨今のNHKの官能に対する過剰な傾倒」は、「真面目一辺倒なNHK職員の官能に向けるリビドーの激しさ」が大きな要因のひとつとなっている、とは前回の原稿ですでに指摘済みだが、今回は、そのNHK的な官能の視点について、もう少し詳しく分析してみたい。
民放のスタッフの多くが、たとえばフェロモンを過剰に噴出している女性を目の当たりにしたとき、「このネエチャン、むっちゃエロいなあ〜」「なんとかしてモノにできねえかなあ~」と、どちらかと言えば俯瞰的な目線をもって接するのに対し、NHK職員のソレは仰視的な傾向が強い(と思われる)。
おしん時代の疲れ切った(演技をしている)田中裕子の着物の首筋から覗き見えるうなじだとか、鈴木京香の胸元の肌質のすべすべ感だとか、あまちゃんの美保純の衰えない唇のぼてっとしたジューシー感だとか……そんな感じのフェティッシュなエロティシズムに(計算ずくなのか無意識なのかは不明だが)さり気なくスポットを当て、結果として通好みな官能が作中にフレイバーされているケースがじつに多い。
ただ近年は、わかりやすく壇蜜をフィーチャーしたりと、従来の民放っぽい俯瞰的なエロさに飛びつく企画もにわかに目立ちはじめている。もしかすると、イマドキのNHK職員は、案外“遊び人”比率が高くなってきている……のかもしれない?
民放のスタッフの多くが、たとえばフェロモンを過剰に噴出している女性を目の当たりにしたとき、「このネエチャン、むっちゃエロいなあ〜」「なんとかしてモノにできねえかなあ~」と、どちらかと言えば俯瞰的な目線をもって接するのに対し、NHK職員のソレは仰視的な傾向が強い(と思われる)。
おしん時代の疲れ切った(演技をしている)田中裕子の着物の首筋から覗き見えるうなじだとか、鈴木京香の胸元の肌質のすべすべ感だとか、あまちゃんの美保純の衰えない唇のぼてっとしたジューシー感だとか……そんな感じのフェティッシュなエロティシズムに(計算ずくなのか無意識なのかは不明だが)さり気なくスポットを当て、結果として通好みな官能が作中にフレイバーされているケースがじつに多い。
ただ近年は、わかりやすく壇蜜をフィーチャーしたりと、従来の民放っぽい俯瞰的なエロさに飛びつく企画もにわかに目立ちはじめている。もしかすると、イマドキのNHK職員は、案外“遊び人”比率が高くなってきている……のかもしれない?