8月11日が「山の日」として国民の祝日になりそうだ。超党派の国会議員が提出した祝日法改正案が、今の通常国会で成立する見通しだからだ。施行は2016年から。国民の祝日は年間15日から16日に増え、祝日がないのは6月だけになる。
改正案は「山の日」の意義について、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」と明記している。「山の日」の制定に、2009年から取り組んできた日本山岳会のホームページには、「古くから日本人は山を信仰の対象として崇め、森林の豊かな恵みに感謝し、自然とともに生きてきました。山の恩恵は渓谷の清流を生み、わが国を囲む海へと流れ、生きとし生けるものを育むだけではなく、豊かな心をも育んできました」とある。そこで山に感謝しよう、というわけである。7月に「海の日」があることから、「それなら『山の日』もあっていい」との思惑もありそうだ。
8月11日は夏山シーズンの真っ盛りで、山が身近な季節だ。ただ、経済界の一部には「これ以上、祝日を増やしたら生産性が落ちて企業活動の活力が失われ、国際競争力も低下する」との懸念があるという。サラリーマンには「お盆休み」の直前で、休みが続いて喜ばれそうだが。
改正案は「山の日」の意義について、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」と明記している。「山の日」の制定に、2009年から取り組んできた日本山岳会のホームページには、「古くから日本人は山を信仰の対象として崇め、森林の豊かな恵みに感謝し、自然とともに生きてきました。山の恩恵は渓谷の清流を生み、わが国を囲む海へと流れ、生きとし生けるものを育むだけではなく、豊かな心をも育んできました」とある。そこで山に感謝しよう、というわけである。7月に「海の日」があることから、「それなら『山の日』もあっていい」との思惑もありそうだ。
8月11日は夏山シーズンの真っ盛りで、山が身近な季節だ。ただ、経済界の一部には「これ以上、祝日を増やしたら生産性が落ちて企業活動の活力が失われ、国際競争力も低下する」との懸念があるという。サラリーマンには「お盆休み」の直前で、休みが続いて喜ばれそうだが。