近年、日本では猟銃を扱うハンターの減少、並びに高齢化が進んでいる。「ある趣味の人口が減った」というだけではない。シカやイノシシの「敵」が少なくなって個体数が増え、農地を荒らす「食害」が多くなっているのだ。たとえば環境省の推計では、北海道を除く全国で、2025年度には500万頭までニホンジカが増加するという(これは2011年度の2倍近い)。
狩猟人口の確保が急務となっているいま、女性のハンターに注目が集まっている。大日本猟友会が運営する『目指せ!狩りガール』は、ハンターとなる過程をポップなウェブデザインで紹介したサイト。「ベランダで野菜作りをするように、山登りをはじめるように、都会の女性が『狩り』に興味を持ちました。」……そのトップページの文面はずいぶんライト。しかし、実際に銃を所持するための苦労など、なかなか一筋縄ではいかない「狩猟」の世界を垣間見ることができる。
実際には女性はハンターの1%にも満たないが、それでも「狩りガール」が増えているのは事実。食や環境に対する興味を突き詰めると、狩りに行き着くのだろう。ふだんの暮らしでは、ある命というものは別の命を食べねば生きられない事実を自覚しにくい。自らゲットした獲物を美味しくいただくのは、女性ならなおのこと、真っ当さとたくましさを感じる行為だ。
狩猟人口の確保が急務となっているいま、女性のハンターに注目が集まっている。大日本猟友会が運営する『目指せ!狩りガール』は、ハンターとなる過程をポップなウェブデザインで紹介したサイト。「ベランダで野菜作りをするように、山登りをはじめるように、都会の女性が『狩り』に興味を持ちました。」……そのトップページの文面はずいぶんライト。しかし、実際に銃を所持するための苦労など、なかなか一筋縄ではいかない「狩猟」の世界を垣間見ることができる。
実際には女性はハンターの1%にも満たないが、それでも「狩りガール」が増えているのは事実。食や環境に対する興味を突き詰めると、狩りに行き着くのだろう。ふだんの暮らしでは、ある命というものは別の命を食べねば生きられない事実を自覚しにくい。自らゲットした獲物を美味しくいただくのは、女性ならなおのこと、真っ当さとたくましさを感じる行為だ。