2014年7月14日から公募が始まった「異能vation」。総務省が進める「戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)」に新たに設けられた枠で、 「ICT」に挑戦する「異能」を求めるというプログラムだ。ICTとは「情報通信技術」を意味する「Information and Communication Technology」の略である。こうした分野に疎ければ、はて、このたぐいを表現した言葉に「IT企業」などの「IT」がなかったか?と思うのではないか。本来のITとは技術面に主眼を置いた用語で、その技術を活用して「何をするか」がICTと考えればいいだろう。ざっくり言えば、アップル社のスティーブ・ジョブスが世に問うた斬新なアイディアの数々は、まさにICTと呼べるものである。
コンピュータの「使い方」を切り拓いた者たちは、時代の常識からすると「変な」発想を持っていた。「異能vation」も、まずは「独創的な人向け特別枠(通称:変な人)」の名称で告知されていたが、この「変」と言い切った表現がネット界隈でウケた。「お国の役所なのに変人を募集している!」というわけだ。もちろん、情報通信技術におけるアンビシャスな課題という文脈で理解できないと、「変な人」のイメージもおかしなことになるだろう。「常識にとらわれない、独創的な人への支援を行うことで、日本から革新的な技術と人材を創出することが目的」(公式ホームページ)のプログラムは、国の施策としてはいたって真っ当な企画だ。一年間で最大300万円の研究費が支給されるというから、「正しき変人」なら応募を一考してはいかがだろうか。
コンピュータの「使い方」を切り拓いた者たちは、時代の常識からすると「変な」発想を持っていた。「異能vation」も、まずは「独創的な人向け特別枠(通称:変な人)」の名称で告知されていたが、この「変」と言い切った表現がネット界隈でウケた。「お国の役所なのに変人を募集している!」というわけだ。もちろん、情報通信技術におけるアンビシャスな課題という文脈で理解できないと、「変な人」のイメージもおかしなことになるだろう。「常識にとらわれない、独創的な人への支援を行うことで、日本から革新的な技術と人材を創出することが目的」(公式ホームページ)のプログラムは、国の施策としてはいたって真っ当な企画だ。一年間で最大300万円の研究費が支給されるというから、「正しき変人」なら応募を一考してはいかがだろうか。