EXILEのオーディションを受けた経験を持つイケメン球児・水谷優希(ゆうき)内野手(都立葛西南高2年・右投げ右打ち)のことを一部のスポーツマスコミがこう勝手に命名した。
いくらタイムリー三塁打を打ったとはいえ、この夏の高校野球東東京大会、二回戦負けの高校で途中出場しただけの選手を、写真付きでここまで大きく報道するケースは極めて異例。すなわち「EXILEにもなれそうなイマドキ風の高校生男子が高校野球で汗と涙にまみれている」という“矛盾”は、いまだ充分に“世間一般の常識”を覆すだけの破壊力を秘めているという証である。
「高校球児=丸坊主」であることを“規則”ではなく、あくまで“望ましい(?)”としか(建て前では)謳っていない昨今の高校野球界で、「この21世紀になっても映画『ルーキーズ』みたいなロン毛やドレッドや金髪の球児が、なぜ甲子園出場を果たすことができないのか?」は、筆者が常日ごろ抱いている高校野球・七不思議の一つである。いくら練習に明け暮れまくる毎日であろうと、お洒落な美容室に行くくらいの時間は取れるのでは、と思うのだ。そして、そういう見た目の浮ついたチームが甲子園で旋風を巻き起こすさまを、月並みだけれど筆者は見てみたい……。
いくらタイムリー三塁打を打ったとはいえ、この夏の高校野球東東京大会、二回戦負けの高校で途中出場しただけの選手を、写真付きでここまで大きく報道するケースは極めて異例。すなわち「EXILEにもなれそうなイマドキ風の高校生男子が高校野球で汗と涙にまみれている」という“矛盾”は、いまだ充分に“世間一般の常識”を覆すだけの破壊力を秘めているという証である。
「高校球児=丸坊主」であることを“規則”ではなく、あくまで“望ましい(?)”としか(建て前では)謳っていない昨今の高校野球界で、「この21世紀になっても映画『ルーキーズ』みたいなロン毛やドレッドや金髪の球児が、なぜ甲子園出場を果たすことができないのか?」は、筆者が常日ごろ抱いている高校野球・七不思議の一つである。いくら練習に明け暮れまくる毎日であろうと、お洒落な美容室に行くくらいの時間は取れるのでは、と思うのだ。そして、そういう見た目の浮ついたチームが甲子園で旋風を巻き起こすさまを、月並みだけれど筆者は見てみたい……。