最近の外食業界では、居酒屋などが不振にあえぐ一方で、ファミリーレストランの好調がよく語られる。このことは、ファミレスでお酒を楽しむ「ファミ飲み」の流行が影響しているといえそうだ。本来「安い」はずの居酒屋よりも、さらにリーズナブル。仲間と飲むことで、家飲みにはない楽しさも生まれる。また、「飲む人と飲まない人が一緒にいられる」雰囲気もポイントが高いだろう。いまどきは「飲み会で飲まない」タイプは珍しいものではないが、それでも酒場よりは自由な気楽さがあるはずだ。
「ファミ飲み」の普及にともない、それぞれの店の個性もよく紹介されるようになってきた。100円台のワインが魅力の『サイゼリヤ』、業界でも酒の選択肢が幅広いことで知られる『ジョナサン』、おつまみの強化を図っている『ガスト』などなど。また、ファミ飲みならではのテクニックもある。ドリンクバーがある店で、自分で酒を「割って」楽しむ裏技は、もはや有名である。お金がなければないなりに、酒場に代わるものを「発見」する庶民。それをビジネスチャンスにするファミレス。日本人は案外にたくましい。
「ファミ飲み」の普及にともない、それぞれの店の個性もよく紹介されるようになってきた。100円台のワインが魅力の『サイゼリヤ』、業界でも酒の選択肢が幅広いことで知られる『ジョナサン』、おつまみの強化を図っている『ガスト』などなど。また、ファミ飲みならではのテクニックもある。ドリンクバーがある店で、自分で酒を「割って」楽しむ裏技は、もはや有名である。お金がなければないなりに、酒場に代わるものを「発見」する庶民。それをビジネスチャンスにするファミレス。日本人は案外にたくましい。