近年、世界中で日本食がアツい、らしい。スシ、テンプラ以外にも、最近はラーメンやヤキニク、はたまた「抹茶味のキットカット」などお菓子のたぐいまで人気という。「日本食」からイメージする幅がだいぶ広がっているようなのである。2013年に「和食」のユネスコ無形文化遺産への登録が話題となったが、この「和食」とは、四季の移ろいや年中行事とも密接に関わった、広い意味での「食文化」を示している。良くも悪くも、そうした日本の風情とはだいぶ距離があるかたちで、日本食が海外でアレンジされ受容されている状況がある。
地球の裏側・ブラジルでは、「テマケリア」と呼ばれる手巻き寿司専門店が人気になっている。現地ではファストフードのような感覚で親しまれており、マンゴーなどのフルーツと魚介類をマッチングさせるのが定番だ。こう聞くと日本人なら「エッ」と抵抗があるかもしれないが、いまや回転寿司で一般的な「カリフォルニアロール」も、昔は違和感があったもの。お国柄に合わせたアレンジも創意工夫の賜物、と見守るべきなのだろう。「テマケリア」は、いまやニューヨーク、ロンドンといった大都市を中心に、欧米に広く見られる店舗形態に成長している。「スシ」だけでなく、「テマキ」もまた世界に通じるニホンゴなのだ。
地球の裏側・ブラジルでは、「テマケリア」と呼ばれる手巻き寿司専門店が人気になっている。現地ではファストフードのような感覚で親しまれており、マンゴーなどのフルーツと魚介類をマッチングさせるのが定番だ。こう聞くと日本人なら「エッ」と抵抗があるかもしれないが、いまや回転寿司で一般的な「カリフォルニアロール」も、昔は違和感があったもの。お国柄に合わせたアレンジも創意工夫の賜物、と見守るべきなのだろう。「テマケリア」は、いまやニューヨーク、ロンドンといった大都市を中心に、欧米に広く見られる店舗形態に成長している。「スシ」だけでなく、「テマキ」もまた世界に通じるニホンゴなのだ。