お寺・神社の参拝者がいただく「御朱印」。朱印だけでなく、僧侶や神職による寺社名や日付の墨書を含めて呼ぶのが一般的だ。参拝した記念、あるいはお守り的な存在として扱われているが、もともとは写経を納めたことの証明だったようだ。以前なら、若い世代が興味を持つ対象ではなかった。ところがいま、寺社を巡って御朱印集めを楽しむ「御朱印ガール」たちが目立つようになっている。
上の世代には和綴じの帳面に御朱印を集めるイメージというものがあるが、昨今の御朱印帳のデザインはずいぶんとポップだ。明らかに御朱印人気の若返りが反映されている。寺社側もブームを認識しており、印影をカラフルにするなど、一部では歓迎する向きもあるようだ。パワースポットがもてはやされている昨今、寺社という存在は、必ずしも若者に無縁のものではない。せっかく訪れたからには思い出になるものを……ということで、なんといっても「かさばらない」御朱印はうまくはまったようである。一種「スタンプラリー」のような感覚に対しては、神聖な場所ですべきことなのか?という批判的な意見も多い。だが、よく解釈するならば、和のデザインの美しさを好む日本人の感性は、老若男女を問わないとみることもできよう。
上の世代には和綴じの帳面に御朱印を集めるイメージというものがあるが、昨今の御朱印帳のデザインはずいぶんとポップだ。明らかに御朱印人気の若返りが反映されている。寺社側もブームを認識しており、印影をカラフルにするなど、一部では歓迎する向きもあるようだ。パワースポットがもてはやされている昨今、寺社という存在は、必ずしも若者に無縁のものではない。せっかく訪れたからには思い出になるものを……ということで、なんといっても「かさばらない」御朱印はうまくはまったようである。一種「スタンプラリー」のような感覚に対しては、神聖な場所ですべきことなのか?という批判的な意見も多い。だが、よく解釈するならば、和のデザインの美しさを好む日本人の感性は、老若男女を問わないとみることもできよう。