自動車部品大手のタカタの欠陥エアバッグ問題で自動車メーカーが、相次いで「調査リコール」に踏み切っている。同社製のエアバッグを搭載した車で、衝突の際、エアバッグが破裂し、飛び散った金属の破片が乗車している人を傷つけるケースがあるからだ。国内では事故の報告はないが、アメリカでは関連の死亡事故が確認されている。
調査リコールは、不具合の原因を究明するため、自動車メーカーが自主的にリコール(回収・無償修理)する措置。米国で行なわれてきた制度だ。欠陥が特定されれば、正式なリコールに切り替わる。
これに対し、日本国内では、原因がはっきりしている場合にのみ、リコールが行なわれてきた。調査リコールは法的な定めがなく、これまで国内での実施例はなかった。
エアバッグは本来、車に乗っている人の命を守る装置だ。これが、逆に人を傷つけているわけだからゆゆしき話だ。対応が遅れるとドライバーの間に不安が広がる。事態を重く受け止めた国内の自動車メーカー各社が、調査リコールの実施に動いたのは当然の話だ。
同社のエアバッグが原因のリコールは、世界で1000万台を軽く超しているという。原因の特定も急ぐべきだ。
調査リコールは、不具合の原因を究明するため、自動車メーカーが自主的にリコール(回収・無償修理)する措置。米国で行なわれてきた制度だ。欠陥が特定されれば、正式なリコールに切り替わる。
これに対し、日本国内では、原因がはっきりしている場合にのみ、リコールが行なわれてきた。調査リコールは法的な定めがなく、これまで国内での実施例はなかった。
エアバッグは本来、車に乗っている人の命を守る装置だ。これが、逆に人を傷つけているわけだからゆゆしき話だ。対応が遅れるとドライバーの間に不安が広がる。事態を重く受け止めた国内の自動車メーカー各社が、調査リコールの実施に動いたのは当然の話だ。
同社のエアバッグが原因のリコールは、世界で1000万台を軽く超しているという。原因の特定も急ぐべきだ。