2011年に福岡ソフトバンクホークスから米国大リーグへと渡った「ムネリン」こと川崎宗則内野手(33)によって、多くの野球ファンへと浸透していった造語。
「スタメン」が「スターティングメンバー」の略であるのに対し、「スタベン」は「スターティングベンチ」の略。つまり、平たく言ってしまえば「補欠」のことを指す。
川崎選手は試合中、たとえスタベンであっても常に自分の最高のプレイをイメージしつつ独特のストレッチで身体を温め、いきなりでも出られる準備を……というよりは、すでに試合に出ている感覚をキープし続けているのだという。「オレなんて補欠だし……と暗い気持ちになるより、オレ補欠だけど試合には出てるぜ……と気分的に盛り上がっているほうが絶対にハッピーだし」(本人談)。
スタベンでくさるわけでもなく、かといって「チームさえ勝てれば自分は補欠だってかまいません」的な優等生を気取るわけでもない、案外ニュータイプのプロ団体競技選手なのではなかろうか? ちなみに筆者が某草野球チームの監督をやっていたころ、試合の日に10人以上のメンバーが集まってしまったとき、こういうメンタルを持つヒトが采配上では、正直一番ありがたかった。
あと、筆者のファーストミットには川崎選手からもらった直筆サインが。スタベンでくさりそうになったときはいつもこのサインを見ながら、みずから進んでスコアブック係を買って出るのであった。
「スタメン」が「スターティングメンバー」の略であるのに対し、「スタベン」は「スターティングベンチ」の略。つまり、平たく言ってしまえば「補欠」のことを指す。
川崎選手は試合中、たとえスタベンであっても常に自分の最高のプレイをイメージしつつ独特のストレッチで身体を温め、いきなりでも出られる準備を……というよりは、すでに試合に出ている感覚をキープし続けているのだという。「オレなんて補欠だし……と暗い気持ちになるより、オレ補欠だけど試合には出てるぜ……と気分的に盛り上がっているほうが絶対にハッピーだし」(本人談)。
スタベンでくさるわけでもなく、かといって「チームさえ勝てれば自分は補欠だってかまいません」的な優等生を気取るわけでもない、案外ニュータイプのプロ団体競技選手なのではなかろうか? ちなみに筆者が某草野球チームの監督をやっていたころ、試合の日に10人以上のメンバーが集まってしまったとき、こういうメンタルを持つヒトが采配上では、正直一番ありがたかった。
あと、筆者のファーストミットには川崎選手からもらった直筆サインが。スタベンでくさりそうになったときはいつもこのサインを見ながら、みずから進んでスコアブック係を買って出るのであった。