今回の項目は筆者自身も関わっているため、内容が客観視できていないところもあるだろう。読者のご寛恕を請う。
2014年、テレビ好きにとって一つの事件が起きた。視聴者参加であることから、権利関係の明確な他のバラエティーに比べて再放送が難しいとされていた『アメリカ横断ウルトラクイズ』が、CSの「ファミリー劇場」に登場したのである。これが起爆剤となって、「眠れるクイズファン」が目覚めだしている。かつて隆盛をきわめた視聴者参加番組を、もっと見たいというニーズがあるのだ。
この4月からはテレビ朝日系『パネルクイズ アタック25』の新しい司会者として俳優の谷原章介が登場し、「老舗」もまだまだ意気盛んなのだが、いかんせんレギュラーの視聴者参加型クイズ番組はこれだけといった有様。しかし一方では、クイズ専門誌『QUIZ JAPAN』(セブンデイズウォー/ほるぷ出版)が昨年から登場した。過去の人気番組の裏側をつぶさに追うことで、多少なりとも飢餓感を満たしている。
いま、新たな「クイズ番組」の舞台となっているのは、動画配信サービスである。2014年末に始まった『クイズLIVEチャンネル』(http://ch.nicovideo.jp/quizlivech)では、「ニコニコ動画」を舞台に、オリジナルのクイズ番組が配信されている。その中で、16人の挑戦者が頂点を目指す『LOCK OUT!!』は、1問でも不正解すれば即退場という早押しバトルが好評だ。出場までのハードルが地上波のテレビよりかなり低いこともあって、全国からクイズファンが集まっている。先に紹介した雑誌『QUIZ JAPAN』も、オリジナルのコンテンツとしてクイズ王がしのぎを削る本格的な番組『QUIZ DEAD OR ALIVE』を配信中だ。こうした流れがビジネスとして成立するや否や、ぜひ今後を注視していただきたい。
2014年、テレビ好きにとって一つの事件が起きた。視聴者参加であることから、権利関係の明確な他のバラエティーに比べて再放送が難しいとされていた『アメリカ横断ウルトラクイズ』が、CSの「ファミリー劇場」に登場したのである。これが起爆剤となって、「眠れるクイズファン」が目覚めだしている。かつて隆盛をきわめた視聴者参加番組を、もっと見たいというニーズがあるのだ。
この4月からはテレビ朝日系『パネルクイズ アタック25』の新しい司会者として俳優の谷原章介が登場し、「老舗」もまだまだ意気盛んなのだが、いかんせんレギュラーの視聴者参加型クイズ番組はこれだけといった有様。しかし一方では、クイズ専門誌『QUIZ JAPAN』(セブンデイズウォー/ほるぷ出版)が昨年から登場した。過去の人気番組の裏側をつぶさに追うことで、多少なりとも飢餓感を満たしている。
いま、新たな「クイズ番組」の舞台となっているのは、動画配信サービスである。2014年末に始まった『クイズLIVEチャンネル』(http://ch.nicovideo.jp/quizlivech)では、「ニコニコ動画」を舞台に、オリジナルのクイズ番組が配信されている。その中で、16人の挑戦者が頂点を目指す『LOCK OUT!!』は、1問でも不正解すれば即退場という早押しバトルが好評だ。出場までのハードルが地上波のテレビよりかなり低いこともあって、全国からクイズファンが集まっている。先に紹介した雑誌『QUIZ JAPAN』も、オリジナルのコンテンツとしてクイズ王がしのぎを削る本格的な番組『QUIZ DEAD OR ALIVE』を配信中だ。こうした流れがビジネスとして成立するや否や、ぜひ今後を注視していただきたい。