おもに女性がスキンケアのために使用するフェイスパックの表面に、さまざまなグラフィックが施されている「遊び心のあるフェイスパック」のこと。動物キャラのイラストから舞妓、歌舞伎役者、マイメロディ、進撃の巨人……ほか、各メーカーのアイデアは無尽蔵状態であるようだ。
しかし、最近の美容意識の高いヤング男子を除く、筆者をはじめとするフェイスパックには縁のない男性からすれば、この“オリジナリティ”を“つけるヒト”がいったい誰に対してアピールしたいのかが今ひとつよくわからない。だって、フェイスパックしてるとこって基本は他者に見せるものじゃないんだし。鏡を見ながら「おもしろ~い」とかって独りにんまりするのか? たまにしかないお泊まりの女子会で“とっておきのセンス”を披露し合うのか?
いずれにせよ、嫁や同棲している彼女が寝る前に白いフェイスパックをしている光景にようやく慣れはじめることができた我々にとって、イノセントな可愛さがよりいっそう不気味さを引き立てるこのブームは、迷惑でしかないというのが正直な気持ちではなかろうか。「美の呪文」がお経のように書き連ねられているデザインフェイスパックも実在するらしいが、そんなの嫁や彼女につけられた日には、下手すりゃ失神しかねない。まるで耳なし芳一だ。
しかし、最近の美容意識の高いヤング男子を除く、筆者をはじめとするフェイスパックには縁のない男性からすれば、この“オリジナリティ”を“つけるヒト”がいったい誰に対してアピールしたいのかが今ひとつよくわからない。だって、フェイスパックしてるとこって基本は他者に見せるものじゃないんだし。鏡を見ながら「おもしろ~い」とかって独りにんまりするのか? たまにしかないお泊まりの女子会で“とっておきのセンス”を披露し合うのか?
いずれにせよ、嫁や同棲している彼女が寝る前に白いフェイスパックをしている光景にようやく慣れはじめることができた我々にとって、イノセントな可愛さがよりいっそう不気味さを引き立てるこのブームは、迷惑でしかないというのが正直な気持ちではなかろうか。「美の呪文」がお経のように書き連ねられているデザインフェイスパックも実在するらしいが、そんなの嫁や彼女につけられた日には、下手すりゃ失神しかねない。まるで耳なし芳一だ。