2015年4月21日、東京・渋谷にメキシカン・ファストフードの世界的な人気店「タコベル(Taco Bell)」がオープンした。看板メニューは、トウモロコシ粉や小麦粉を薄焼きにしたトルティーヤで具材を巻いた「タコス」だ。日本の感覚からすればユニークなその店名は、タコス(「taco」の複数形が「tacos」)と創業者のグレン・ベル氏から来ているのだろう。
タコベルは1962年にカリフォルニアで創業し、いわゆる「テックスメックス(メキシコ風のアメリカ料理)」で他のファストフードチェーンにない特色を出した。アメリカの都市生活者にとってはよく目にふれる存在で、全世界に6000店舗以上を展開しているという。今回の日本上陸は海外進出戦略の一環で、焼肉店「牛角」などを展開しているアスラポート・ダイニングと組むことになった。
じつは、1980年代にすでに最初の進出を果たしているが、このときはうまく行かずに撤退した。近年の東京は世界中のうまいものが集まる越境的なスポットと化しており、全体としては外食産業が収益を下げている状況にも関わらず、海外ビッグネームの出店が相次いでいる。消費者は新しい食のかたちにも柔軟に応じている。この雰囲気の中、タコベルも「今度こそいける」と判断したのだろう。
タコス、ブリトーといったメキシカンなメニュー以外にも、日本人向けに沖縄のタコライスなどを用意した。オープン時の行列が話題になるなど、滑り出しは上々といったところ。熱しやすく冷めやすい東京の消費者になじむことができるか、注目される。
タコベルは1962年にカリフォルニアで創業し、いわゆる「テックスメックス(メキシコ風のアメリカ料理)」で他のファストフードチェーンにない特色を出した。アメリカの都市生活者にとってはよく目にふれる存在で、全世界に6000店舗以上を展開しているという。今回の日本上陸は海外進出戦略の一環で、焼肉店「牛角」などを展開しているアスラポート・ダイニングと組むことになった。
じつは、1980年代にすでに最初の進出を果たしているが、このときはうまく行かずに撤退した。近年の東京は世界中のうまいものが集まる越境的なスポットと化しており、全体としては外食産業が収益を下げている状況にも関わらず、海外ビッグネームの出店が相次いでいる。消費者は新しい食のかたちにも柔軟に応じている。この雰囲気の中、タコベルも「今度こそいける」と判断したのだろう。
タコス、ブリトーといったメキシカンなメニュー以外にも、日本人向けに沖縄のタコライスなどを用意した。オープン時の行列が話題になるなど、滑り出しは上々といったところ。熱しやすく冷めやすい東京の消費者になじむことができるか、注目される。