映画『ALWAYS 三丁目の夕日』などにも登場した、昭和の象徴的な存在「オート三輪」がこのほど復活を遂げた。6月15日に神奈川県川崎市の企業「日本エレクトライク」が発表した、「エレクトライク」がそれである。1人乗りで、CO2などを排出せず環境に優しい電気三輪自動車(三輪EV)だ。量産に必要な国土交通省の型式(かたしき)認定も受け、日本エレクトライクは国内16番目のクルマのメーカーとなった。
かつてのオート三輪といえば、小まわりがよい一方で、カーブを曲がる際の車体バランスの悪さが問題視され、国内では道路の高速化とともに廃れていった。この点、エレクトライクは現代の技術をもって転倒に対する不安を払拭しているという。昭和の時代と同じく、近距離の商品配達などに使われることを想定しているとか。音が出にくいというEVの特性は、特に朝の配達などで有効だろう。電気で走るというテクノロジーが普及しつつある流れに乗って、昭和の懐かしいフォルムがよみがえる構図は、じつに興味深い。
なお、オート三輪はアジア各地ではタクシーに利用されるなど健在だった(エレクトライクのベースとなる車体も、インドのバイクメーカー・Bajaj(バジャージ)社から調達したものである)。特に中国の一部では、すでに三輪EVが一般化しているそうだ。
かつてのオート三輪といえば、小まわりがよい一方で、カーブを曲がる際の車体バランスの悪さが問題視され、国内では道路の高速化とともに廃れていった。この点、エレクトライクは現代の技術をもって転倒に対する不安を払拭しているという。昭和の時代と同じく、近距離の商品配達などに使われることを想定しているとか。音が出にくいというEVの特性は、特に朝の配達などで有効だろう。電気で走るというテクノロジーが普及しつつある流れに乗って、昭和の懐かしいフォルムがよみがえる構図は、じつに興味深い。
なお、オート三輪はアジア各地ではタクシーに利用されるなど健在だった(エレクトライクのベースとなる車体も、インドのバイクメーカー・Bajaj(バジャージ)社から調達したものである)。特に中国の一部では、すでに三輪EVが一般化しているそうだ。