毎年、夏になると多くなる咽頭結膜熱。プールの水を介して感染することが多いことから、「プール熱」とも呼ばれている。
プール熱のおもな症状は、発熱、咽頭炎、結膜炎。5~7日の潜伏期間のあと、頭痛、全身の倦怠感などを伴う38~40度の高熱が3~7日間続く。同時に、喉(のど)の腫れや痛み、結膜炎による目の充血、目やになどの症状が出るのが特徴だ。
感染者の9割以上が10歳以下の子どもで、乳児の場合は、下痢や嘔吐の症状が目立ち、結膜炎は発症しないこともある。感染力が強く、家庭に複数の乳幼児がいる場合は、次々と感染する可能性が高くなる。また、感染した子どもの看病をしていた大人にうつることもある。
プール熱は、アデノウイルスという細菌に感染することによって起こる病気で、6月頃から患者が増え出し、7~8月にピークを迎える。 感染した人の目や喉からの分泌物、便などが感染源となるため、小学校や幼稚園のプールの水を介して感染が広がっていくことが多い。また、くしゃみなどの飛沫感染、食器やタオルなどを共用することによる接触感染もある。
アデノウイルスは、プール熱だけではなく、「はやり目」と呼ばれる流行性角結膜炎の原因にもなる。結膜が充血し、角膜の表面が腫れる症状で、ひどいケースでは黒目の表面が白濁して視力低下を引き起こすこともあるという。
アデノウイルスには特効薬はなく、かかった場合は熱を下げたり、喉の痛みなどを抑えたりする対症療法が中心だ。目の炎症がひどい場合は眼科の受診が必要になることもある。
高熱によって体力が消耗するので、栄養補給、水分補給が重要。喉の痛みが強く、十分な食事がとれない場合は、食事は、喉ごしのよいうどんやおかゆ、プリン、ゼリーなどを食べさせるようにするとよい。
ワクチンはないので、感染を避けるには、うがい・手洗いなどの予防策を徹底したい。また、プールの水が感染の媒介となるので、プールに入る前後にはきちんとシャワーを浴びることも大切だ。また、食器やタオルの共有も避けるようにしよう。
プール熱は、学校保健安全法で第二種伝染病に指定されており、発熱や喉の痛みなどの症状がなくなってから2日を経過するまで、原則的に学校への出席停止となる。子どもの登園、登校については医師に相談を。
プール熱もはやり目も、夏に感染者が急増するが、アデノウイルスに季節性はない。一年中感染する可能性もあるので、秋から冬に向けても予防対策を怠らないようにしたい。
プール熱のおもな症状は、発熱、咽頭炎、結膜炎。5~7日の潜伏期間のあと、頭痛、全身の倦怠感などを伴う38~40度の高熱が3~7日間続く。同時に、喉(のど)の腫れや痛み、結膜炎による目の充血、目やになどの症状が出るのが特徴だ。
感染者の9割以上が10歳以下の子どもで、乳児の場合は、下痢や嘔吐の症状が目立ち、結膜炎は発症しないこともある。感染力が強く、家庭に複数の乳幼児がいる場合は、次々と感染する可能性が高くなる。また、感染した子どもの看病をしていた大人にうつることもある。
プール熱は、アデノウイルスという細菌に感染することによって起こる病気で、6月頃から患者が増え出し、7~8月にピークを迎える。 感染した人の目や喉からの分泌物、便などが感染源となるため、小学校や幼稚園のプールの水を介して感染が広がっていくことが多い。また、くしゃみなどの飛沫感染、食器やタオルなどを共用することによる接触感染もある。
アデノウイルスは、プール熱だけではなく、「はやり目」と呼ばれる流行性角結膜炎の原因にもなる。結膜が充血し、角膜の表面が腫れる症状で、ひどいケースでは黒目の表面が白濁して視力低下を引き起こすこともあるという。
アデノウイルスには特効薬はなく、かかった場合は熱を下げたり、喉の痛みなどを抑えたりする対症療法が中心だ。目の炎症がひどい場合は眼科の受診が必要になることもある。
高熱によって体力が消耗するので、栄養補給、水分補給が重要。喉の痛みが強く、十分な食事がとれない場合は、食事は、喉ごしのよいうどんやおかゆ、プリン、ゼリーなどを食べさせるようにするとよい。
ワクチンはないので、感染を避けるには、うがい・手洗いなどの予防策を徹底したい。また、プールの水が感染の媒介となるので、プールに入る前後にはきちんとシャワーを浴びることも大切だ。また、食器やタオルの共有も避けるようにしよう。
プール熱は、学校保健安全法で第二種伝染病に指定されており、発熱や喉の痛みなどの症状がなくなってから2日を経過するまで、原則的に学校への出席停止となる。子どもの登園、登校については医師に相談を。
プール熱もはやり目も、夏に感染者が急増するが、アデノウイルスに季節性はない。一年中感染する可能性もあるので、秋から冬に向けても予防対策を怠らないようにしたい。