1980年代は空前のバイクブーム。当時の若者には、ライダーが目立って多かったのである。だが、就職・結婚などをきっかけに電車やクルマの利用に移行して、そのままバイクから離れてしまった……という御仁は多いだろう。
ところが、中高年になって時間ができ、自由に使えるお金も多くなると、再びバイクへの情熱にエンジンがかかるものらしい。人生の半ばを過ぎてから再びバイクの世界に舞い戻る「リターンライダー」が増えている。2013年度の日本自動車工業会の資料によれば、50代以上の二輪車ユーザーは全体の60%を超えている(逆の見方をすれば、業界としては、若者が新たにバイクに手を出さず困っている)。
もちろん、年齢的にバイクは危険であるという意見もあるし、実際に死亡事故は増加している。警察庁の発表によると、50代の都内における二輪車乗車中の交通事故死者は、30代に匹敵する(もちろん、そもそもライダー人口が多いという点は付け加えておく)。再びバイクにまたがってからしばらくは、自分を過信せず、まずはゆっくりと感覚を取り戻していくことが必要だ。各地で中高年に向けた安全運転の講習も盛んである。
リターンライダーは、スピードや派手さに溺れないぶん、素直にバイク乗りの楽しみを味わえる世代といえるのではないか。決して無理をせず、どうか楽しいバイクライフを!
ところが、中高年になって時間ができ、自由に使えるお金も多くなると、再びバイクへの情熱にエンジンがかかるものらしい。人生の半ばを過ぎてから再びバイクの世界に舞い戻る「リターンライダー」が増えている。2013年度の日本自動車工業会の資料によれば、50代以上の二輪車ユーザーは全体の60%を超えている(逆の見方をすれば、業界としては、若者が新たにバイクに手を出さず困っている)。
もちろん、年齢的にバイクは危険であるという意見もあるし、実際に死亡事故は増加している。警察庁の発表によると、50代の都内における二輪車乗車中の交通事故死者は、30代に匹敵する(もちろん、そもそもライダー人口が多いという点は付け加えておく)。再びバイクにまたがってからしばらくは、自分を過信せず、まずはゆっくりと感覚を取り戻していくことが必要だ。各地で中高年に向けた安全運転の講習も盛んである。
リターンライダーは、スピードや派手さに溺れないぶん、素直にバイク乗りの楽しみを味わえる世代といえるのではないか。決して無理をせず、どうか楽しいバイクライフを!