1シーズンで「打率3割、30本塁打、30盗塁」をマークすること。打撃の安定力、長打力、機動力の三つを備えた選手が達成でき、身体、技術の能力の高さを証明する記録として認知されている。過去には秋山幸二、金本知憲(ともあき)、松井稼頭央(かずお)らの8人しか達成していない。
……のに今年、セ・パ両リーグで福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐(やなぎだ・ゆうき)と東京ヤクルトスワローズの山田哲人(てつと)がWで達成してしまったということで、にわかフィーチャーされ、年末恒例の『2015ユーキャン新語・流行語大賞』の年間大賞まで受賞してしまうほどのメジャー語へと成長した。
本来、野球好きしか知らない比較的マニアックな言葉であり、それがここまでの脚光を浴びるのは「生涯一野球人」を自称する筆者としては喜ばしいかぎりだが、「なんでコイツが流行語大賞なの?」という声も今年に関しては少なくない、と聞く。
しかし、同じスポーツ界での今年の大ブレイク語「五郎丸(ポーズ)」などの、固有名詞が入った一過性のワードより、こっちのほうが“野球音痴”な人たちの「?」を喚起するという意味で、ずっと意義があると筆者は考える。これ以上「五郎丸」だけが独り歩きする状況は、ラグビー界にとってもあまりプラスにならないだろうし……。
……のに今年、セ・パ両リーグで福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐(やなぎだ・ゆうき)と東京ヤクルトスワローズの山田哲人(てつと)がWで達成してしまったということで、にわかフィーチャーされ、年末恒例の『2015ユーキャン新語・流行語大賞』の年間大賞まで受賞してしまうほどのメジャー語へと成長した。
本来、野球好きしか知らない比較的マニアックな言葉であり、それがここまでの脚光を浴びるのは「生涯一野球人」を自称する筆者としては喜ばしいかぎりだが、「なんでコイツが流行語大賞なの?」という声も今年に関しては少なくない、と聞く。
しかし、同じスポーツ界での今年の大ブレイク語「五郎丸(ポーズ)」などの、固有名詞が入った一過性のワードより、こっちのほうが“野球音痴”な人たちの「?」を喚起するという意味で、ずっと意義があると筆者は考える。これ以上「五郎丸」だけが独り歩きする状況は、ラグビー界にとってもあまりプラスにならないだろうし……。