文部科学省が2016年初め、興味深い「Q&A」集を出している。
選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたことを受け、同省はこれまで禁じてきた高校生の政治活動について解禁。放課後や休日にデモや集会に参加することが可能になった。
Q&Aは学校側が混乱しないよう対応をまとめたものだ。議論を呼んでいるのは、「デモ参加」を届け出制にすることも、「できる」としたことだ。実際の判断は教育現場に任せているが、一部の教育委員会は「届け出は不要」と伝えているという。
しかし、愛媛県では全59の県立高校で「校外での集会やデモに参加する場合は学校に届け出る」との校則を設けた。学校側としては「過激なデモに参加して、何か大きなトラブルに巻き込まれてケガでもしたらどうするんだ」「勉強にも支障が出る場合もある。学校として事前に把握すべきだ」との思いがある。これに対し「学校による監視強化。届け出といっても許可制に近く、せっかく解禁したのに生徒が萎縮する」といった反対論も寄せられている。
選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたことを受け、同省はこれまで禁じてきた高校生の政治活動について解禁。放課後や休日にデモや集会に参加することが可能になった。
Q&Aは学校側が混乱しないよう対応をまとめたものだ。議論を呼んでいるのは、「デモ参加」を届け出制にすることも、「できる」としたことだ。実際の判断は教育現場に任せているが、一部の教育委員会は「届け出は不要」と伝えているという。
しかし、愛媛県では全59の県立高校で「校外での集会やデモに参加する場合は学校に届け出る」との校則を設けた。学校側としては「過激なデモに参加して、何か大きなトラブルに巻き込まれてケガでもしたらどうするんだ」「勉強にも支障が出る場合もある。学校として事前に把握すべきだ」との思いがある。これに対し「学校による監視強化。届け出といっても許可制に近く、せっかく解禁したのに生徒が萎縮する」といった反対論も寄せられている。