豊臣秀吉に仕えていた安土桃山時代の武将・大名で、秀吉没後、当時「五大老筆頭」だった徳川家康と対立し、雌雄を決するべく「関ヶ原の戦い」に臨むも、小早川秀秋など味方の裏切りによって敗走。その後、追捕隊に捕まり、六条河原で斬首された(享年41歳)。
史実としては「クーデター側の首謀者の一人」となってしまい、比較的“悪役のイメージ”が強い石田三成であるが、今年のNHK大河ドラマ『真田丸』で、三谷幸喜による脚本のもと、俳優の山本耕史が“新しい解釈”で演じているのを機に石田三成の出生地である滋賀県が、何本ものシュールな「MITSUNARI推し」CMを制作したり……猛烈なキャンペーンを展開中なのだそう。
滋賀県と言えば、つい最近も県名を「近江県」とか「琵琶湖県」に変えてみようか……などという浮世離れした提案をわりと真剣に検討していたのが記憶に新しいが、そのレーゾンデートルに対するこだわり、コンプレックスには一種独特なものを感じなくもない。
ちなみに、大学卒業までを関西で過ごした筆者は、滋賀県出身の知人がけっこういるのだが、なぜか最初は「京都出身」と言い放ち、よくよく聞いてみれば、滋賀県出身だったというケースが少なくなかったりする。「単に距離的に京都が一番近いから」なのか、「滋賀県民にとって、いまだ“都”とは東京でも大阪でもなく京都だから」なのか、その理由は謎である。
史実としては「クーデター側の首謀者の一人」となってしまい、比較的“悪役のイメージ”が強い石田三成であるが、今年のNHK大河ドラマ『真田丸』で、三谷幸喜による脚本のもと、俳優の山本耕史が“新しい解釈”で演じているのを機に石田三成の出生地である滋賀県が、何本ものシュールな「MITSUNARI推し」CMを制作したり……猛烈なキャンペーンを展開中なのだそう。
滋賀県と言えば、つい最近も県名を「近江県」とか「琵琶湖県」に変えてみようか……などという浮世離れした提案をわりと真剣に検討していたのが記憶に新しいが、そのレーゾンデートルに対するこだわり、コンプレックスには一種独特なものを感じなくもない。
ちなみに、大学卒業までを関西で過ごした筆者は、滋賀県出身の知人がけっこういるのだが、なぜか最初は「京都出身」と言い放ち、よくよく聞いてみれば、滋賀県出身だったというケースが少なくなかったりする。「単に距離的に京都が一番近いから」なのか、「滋賀県民にとって、いまだ“都”とは東京でも大阪でもなく京都だから」なのか、その理由は謎である。