「おしゃれなのにフェロモンもたっぷり」という意味。お肌からジュワッと血色が滲み出るような火照った感じのチークがポイント。
たしかに昨年あたりは、まぶたのすぐ下あたりや唇をやたら真っ赤っかにした、おてもやんチックな若い女性が街中や合コンの席などで目立っていた印象もなくもないが、この一歩間違えれば「安っぽい酔いどれビッチ風」のメイクは、男性側にめっぽう不人気であったらしく、ブームは一気に沈静の方向へと向かっているのだそう。メイクにかぎらず、なんだかんだ言って“男ウケ”の悪いモノは女性のあいだで、総じて定着しづらいのだろう。
ところで、筆者は10年ほど前、とある若年向け男性ファッション誌の編集長を務めていたことがあり、そのとき雑誌のコンセプトキャッチとして「フェロ兄(にい)=フェロモンたっぷりなお兄(にい)系男子」というキーワードを前面に押し出してみたんだが、悲しいくらいものの見事にブレイクしなかった。やはり「フェロモン」という、昨今では「お色気」だとか「エロチック」だとかの代名詞として意訳されつつある、「爽やか」とは対極に位置するトレンドは、あくまで“カウンターカルチャー”としてしか(少なくともここ日本では)機能しないのが世の常なのかもしれない。倖田來未(こうだ・くみ)にせよ、サイン会で女性ファンの行列までできた某カリスマAV男優にせよ、ちょっと油断しているうちに見る見る失速しちゃったし……。
たしかに昨年あたりは、まぶたのすぐ下あたりや唇をやたら真っ赤っかにした、おてもやんチックな若い女性が街中や合コンの席などで目立っていた印象もなくもないが、この一歩間違えれば「安っぽい酔いどれビッチ風」のメイクは、男性側にめっぽう不人気であったらしく、ブームは一気に沈静の方向へと向かっているのだそう。メイクにかぎらず、なんだかんだ言って“男ウケ”の悪いモノは女性のあいだで、総じて定着しづらいのだろう。
ところで、筆者は10年ほど前、とある若年向け男性ファッション誌の編集長を務めていたことがあり、そのとき雑誌のコンセプトキャッチとして「フェロ兄(にい)=フェロモンたっぷりなお兄(にい)系男子」というキーワードを前面に押し出してみたんだが、悲しいくらいものの見事にブレイクしなかった。やはり「フェロモン」という、昨今では「お色気」だとか「エロチック」だとかの代名詞として意訳されつつある、「爽やか」とは対極に位置するトレンドは、あくまで“カウンターカルチャー”としてしか(少なくともここ日本では)機能しないのが世の常なのかもしれない。倖田來未(こうだ・くみ)にせよ、サイン会で女性ファンの行列までできた某カリスマAV男優にせよ、ちょっと油断しているうちに見る見る失速しちゃったし……。