「ホッチキス針は古紙の再生紙工程で支障ありません」と、針が入った箱の裏面に書かれたこの一文が、ツイッター上で「取らなくてもよかったんか…」「ショックすぎて言葉を失いました」……などと注目を集めている。
ホッチキス本体や針の大手メーカー『マックス』(東京都中央区)のIR・広報セクションの担当者は、こう説明する。
「ホッチキス針程度の金属であれば、古紙再生の過程において支障がないのですが、当時実施したアンケートによると、約8割の方が『ホッチキス針は古紙再生の過程で支障がないことを知らない』という結果が出ました。針を外す手間がかかることが原因で廃棄されていた書類などの紙資源がリサイクルに回ることによって、古紙再生が促進されることを期待して、メッセージを記載しました」(※ただし、製紙会社側は「そのままでも問題ありませんが、できるかぎり外していただいたほうがありがたいです」と回答)
ちなみに、裏面の記載を始めたのは、なんと! 2001年9月1日出荷分からであるらしく、筆者個人としては「ホッチキスの針を外さなくてもよい」こと自体より、ネットによって情報が氾濫しまくるこの21世紀に、こういったわりと日常生活に必需的なメッセージが、じつに15年間以上ものあいだ世間の目からほぼほったらかし状態になっていたという事実に、むしろ驚愕してしまった。埋もれたまんまじゃいけないのはわかっちゃいるけど、まるで砂漠に落としたダイヤモンドを奇跡的に発見した気分、なんとなくネットに勝利したような爽快感を味わっているのは、はたして筆者だけだろうか? 別に筆者がなにかをしたわけではないのだが……(笑)。
ホッチキス本体や針の大手メーカー『マックス』(東京都中央区)のIR・広報セクションの担当者は、こう説明する。
「ホッチキス針程度の金属であれば、古紙再生の過程において支障がないのですが、当時実施したアンケートによると、約8割の方が『ホッチキス針は古紙再生の過程で支障がないことを知らない』という結果が出ました。針を外す手間がかかることが原因で廃棄されていた書類などの紙資源がリサイクルに回ることによって、古紙再生が促進されることを期待して、メッセージを記載しました」(※ただし、製紙会社側は「そのままでも問題ありませんが、できるかぎり外していただいたほうがありがたいです」と回答)
ちなみに、裏面の記載を始めたのは、なんと! 2001年9月1日出荷分からであるらしく、筆者個人としては「ホッチキスの針を外さなくてもよい」こと自体より、ネットによって情報が氾濫しまくるこの21世紀に、こういったわりと日常生活に必需的なメッセージが、じつに15年間以上ものあいだ世間の目からほぼほったらかし状態になっていたという事実に、むしろ驚愕してしまった。埋もれたまんまじゃいけないのはわかっちゃいるけど、まるで砂漠に落としたダイヤモンドを奇跡的に発見した気分、なんとなくネットに勝利したような爽快感を味わっているのは、はたして筆者だけだろうか? 別に筆者がなにかをしたわけではないのだが……(笑)。