欧米人からすると、日本人の体型はかなりスリムに見えるとか。ヘルシーな和食文化の影響はおそらくあるのだろうが、そうは言っても、ハンバーガーやピザも受け入れられているのだからフシギだ。日本は世界のあらゆるB級グルメが集まるフードスポット。ダイエットブームであろうとなかろうと、食べる人は食べている。

 カナダのファーストフードメニュー「プーティン」が、日本でも注目を浴びだした。フランス語圏でもあるケベック州発祥で、英語の「プディング」がなまったフランス語らしい。熱々のフライドポテトに、肉汁で作ったグレイビーソースとチーズをかける。チーズは細かくちぎったチェダーチーズで、ソースとの相性が抜群だ。いかにも高カロリーなメニューだが、これをカナダの若者は日常的に食べている。ステーキのつけ合わせにもなるとか。

 下北沢の「ロブソンフライズ」など、近年、東京都内で食べられるショップが増えている。JR東日本のジェフビーが展開する「ベッカーズ」では、「プーティーン」の名前で販売。さて、このギトギト感がどこまで浸透するか。
   

   

旬wordウォッチ / 結城靖高   


結城靖高(ゆうき・やすたか)
火曜・木曜「旬Wordウォッチ」担当。STUDIO BEANS代表。出版社勤務を経て独立。新語・流行語の紹介からトリビアネタまで幅広い執筆活動を行う。雑誌・書籍の編集もフィールドの一つ。クイズ・パズルプランナーとしては、様々なプロジェクトに企画段階から参加。テレビ番組やソーシャルゲームにも作品を提供している。『書けそうで書けない小学校の漢字』(永岡書店)など著書・編著多数。
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