京都市動物園内で飼育している十数羽のフンボルトペンギンのなかで、いつも群れから離れている一羽のメスのペンギン「ナンテン」(※平成19年生まれの10歳。人間に例えると20代後半の適齢期?)がネット上で
「大学生の頃のワイかな」
「同じぼっち同士仲良くなれそう」
「親近感わいた」
……などと話題を集め、次第にこう呼ばれるようになった。
天王寺動物園から来園したペンギンで、新しい環境に馴染めないらしく、一羽っきりで壁に向かって立っていることが多いのだという。
ただし、当園の飼育員さんの談話によると、「別に仲間はずれにされているわけではなく、ただ群れないだけ。仲間とエサを食べたり、一緒に泳ぐこともあるそうで、“群れ”と“ぼっち”をきちんと使い分けている」のだそう。
ネット社会の波が押し寄せ、生身のコミュニケーションを苦手とする(おもに)若い世代が急増しつつある昨今、ナンテンちゃんの仙人的とさえ言える孤高な立ち居振る舞い、最低限の集団生活だけは自然にこなせる繊細なバランス感覚が、人間からすれば「共感」どころか「お手本」となっているのかもしれない。
ちなみに筆者はつい先日、関西に帰省した際、京都市動物園にも立ち寄ったのだが、残念ながら“ソレっぽい”ペンギンは確認することができなかった。おそらく、稀とされている「気まぐれな群れ(集団生活)タイム」の最中だったのだろう……?
「大学生の頃のワイかな」
「同じぼっち同士仲良くなれそう」
「親近感わいた」
……などと話題を集め、次第にこう呼ばれるようになった。
天王寺動物園から来園したペンギンで、新しい環境に馴染めないらしく、一羽っきりで壁に向かって立っていることが多いのだという。
ただし、当園の飼育員さんの談話によると、「別に仲間はずれにされているわけではなく、ただ群れないだけ。仲間とエサを食べたり、一緒に泳ぐこともあるそうで、“群れ”と“ぼっち”をきちんと使い分けている」のだそう。
ネット社会の波が押し寄せ、生身のコミュニケーションを苦手とする(おもに)若い世代が急増しつつある昨今、ナンテンちゃんの仙人的とさえ言える孤高な立ち居振る舞い、最低限の集団生活だけは自然にこなせる繊細なバランス感覚が、人間からすれば「共感」どころか「お手本」となっているのかもしれない。
ちなみに筆者はつい先日、関西に帰省した際、京都市動物園にも立ち寄ったのだが、残念ながら“ソレっぽい”ペンギンは確認することができなかった。おそらく、稀とされている「気まぐれな群れ(集団生活)タイム」の最中だったのだろう……?