高校野球の応援ソング。原曲は、1990年代にヤマハが『PSR-740』などのキーボード・ユーザーのために配布していた“練習曲”であるらしい。それを、2017年・夏の甲子園出場を2年ぶりに決めた野球名門校『智弁和歌山』の吹奏楽部が、押せ押せムードが出せるようアップテンポにアレンジし、2000年の夏から野球部の試合中に演奏したのが起源とされている。
ちなみに智弁和歌山がこの曲を使用すれば、不思議とビッグイニングが生まれるため、高校野球界では「魔曲」とも呼ばれている。まるで都市伝説レベルの具体的な根拠には欠けた“逸話”ではあるものの、たしかに智弁和歌山のブラバンが演奏するジョックロックは、せわしないテンポに加え、前乗り気味なリズムアクセント、徐々に空気が張り詰めていく管楽器の被せ方……ほか諸々、守備側からすれば「よりいっそうのピンチ感」を募らせてしまう効果があるのかもしれない。
実際、「大逆転」のイメージを壊さないため、智弁和歌山ではこのジョックロックを「8回以降、得点圏にランナーが出た時点」で、応援団と吹奏楽部が連絡を取り合い、ここぞとばかりに出し惜しみ(?)をして、演奏を始めるのだという。つまり、こういった緻密かつ狡猾な演出も含め、野球部だけじゃなく学校が一丸となって戦っているわけである。とてもいい話ではないか。
ちなみに智弁和歌山がこの曲を使用すれば、不思議とビッグイニングが生まれるため、高校野球界では「魔曲」とも呼ばれている。まるで都市伝説レベルの具体的な根拠には欠けた“逸話”ではあるものの、たしかに智弁和歌山のブラバンが演奏するジョックロックは、せわしないテンポに加え、前乗り気味なリズムアクセント、徐々に空気が張り詰めていく管楽器の被せ方……ほか諸々、守備側からすれば「よりいっそうのピンチ感」を募らせてしまう効果があるのかもしれない。
実際、「大逆転」のイメージを壊さないため、智弁和歌山ではこのジョックロックを「8回以降、得点圏にランナーが出た時点」で、応援団と吹奏楽部が連絡を取り合い、ここぞとばかりに出し惜しみ(?)をして、演奏を始めるのだという。つまり、こういった緻密かつ狡猾な演出も含め、野球部だけじゃなく学校が一丸となって戦っているわけである。とてもいい話ではないか。