3.検索用データ凡例
- 目的
本データは美術新報の検索のために作製した。原則として『書籍版 美術新報 別巻・総目録』のデータを加工し、新たに彙報欄のデータを加えた。
- 収録範囲
画報社発行の明治35年創刊号より、東西美術社発行の大正9年終刊号まで、全300冊の本文記事の見出し語、署名、及び一部彙報記事については文中より適宜採録した。ただし、広告頁は採録しなかった。
- 題名の採り方
本検索用データは、『美術新報』第1巻第1号創刊号から第20巻第2号終刊までの本文中の見出しを採った。したがって、各号数の巻頭に収録されている目次とは異同がある場合がある。
また、題名・執筆者名のうち、連載物については、〈回数によって題名が異なる。回次を示す数字に統一性が無い。執筆者名が省略されている〉などのケースが多いため、適宜補記を行ない〔 〕で囲み識別した。
- 用字
文字コードJIS第一水準~第四水準で表示できる文字(一部除く)とした。これ以外の規格外文字については、その音をカタカナ表記にして○で挟んで表記することを原則とした。
(例)「陸○イ○」
当該文字の字形は、後掲の「4.非表示文字 表記一覧」を参照いただきたい。
- 収録項目の説明
各記事は以下の各項目に適宜振り分け、必要な事項を当てはめて記した。
【書目】収録雑誌名。本Web版では『美術新報』を指す。
【特集号名】増刊号名、及び特集号名を採った。
【巻】【号】【通巻号】【発行年月日】奥付の記載を採ることを原則とした。
【頁分類】本文・図版・彙報・表紙・目次・口絵・奥付などに分類した。
【分類+総題】本文の欄名を採った。
【個別題】本文中の見出しを採った。
【細目】本『美術新報』全巻中にある時報、彙報、新刊紹介等の記事(約700頁相当)から、人名、団体名、展覧会名を全て摘出して検索できるようにした。表記は原本のままを原則としたが、『広辞苑 第5版』(岩波書店)、及び『新潮世界美術辞典』に掲載された人物名のみ、検索の利便性を鑑みて表記を統一した。明らかな誤植は訂正した。
【執筆者名(原本表記)】原本に記載された執筆者表記と「訳」などの関わり方をそのまま採った。
【執筆者名(統一表記)】「執筆者名(原本表記)」の通行名および別名・雅号などを適宜入力した。
なお、参考までに『書籍版 美術新報 別巻・総目録』に掲載した凡例を転載したので参照されたい。