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『文芸倶楽部』は、博文館から明治28年(1895)1月~昭和8年(1933)1月まで通巻457冊、ほかに約150冊の定期、臨時の増刊号が発行されました。ここに公開するのはそのうちの明治28年から大正元年(1912)に至る全284冊です。
明治28年、それまで発行していた『明治文庫』『春夏秋冬』『世界文庫』『逸話文庫』『文芸共進会』等の雑誌、叢書を統合して発刊しました。
当時の絶大な読者の支持を受けた代表的な文芸雑誌です。樋口一葉の『たけくらべ』が『文芸倶楽部』に一括掲載されたことで一葉の名声は不動となりました。その他にも泉鏡花、尾崎紅葉、田山花袋、山田美妙など重要人物が多数登場しました。また毎号巻頭には鏑木清方、小林清親、武内桂舟ら、多数の画家が描いた木版口絵や挿絵を掲載しました。
芸妓・役者・芸人らの貴重写真や当時の世相風俗の記事も多数収録しています。近代文学研究はもちろん、美術・演劇・落語・風俗等の近代日本研究に必須の一級資料です。
底本名 | 文芸倶楽部 |
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発行 | 博文館 |
原誌刊行日 | 明治28年(1895)1月~大正元年(1912)12月 |
巻冊数 | 18巻284冊 |
公開日 | 2008年5月 |
頁数 | 108,070頁 |
記事数 | 18,164件 |
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