羅和辞典 改訂版

６　語法

6. 1　語法上の指示・説明は(　)を用いて示した(略記については「 言語名・文法用語一覧 」を参照)．
　　例：meminī... (pf形でpresの意味に用いられる)．
　　　　tōtus -a -um (gen -tīus, dat -tī)．
　　　　(C-)　その見出し語が大文字で始まることを示す．
　　　　(impers) (pass) (refl) (pl), etc.

6. 2　見出し語にかかわる統語法は，語義の直後に〈　〉で囲んで示した．略記はそれぞれ以下の意味である(「 言語名・文法用語一覧 」も参照のこと)．
　alci　人の与格
　alci rei　物・事の与格
　alcis　人の属格
　alcis rei　物・事の属格
　alqs　人の主格
　alqm　人の対格
　alqos　人の対格複数
　alqd　物・事の対格
　alqa　物・事の対格複数
　alqo　人の奪格
　re　物・事の奪格
　loco　場所の奪格
　locum　場所の対格

また，支配する格や要求される構文などを示す場合は＋を用いた．
　　例：〈＋abl〉 〈＋acc c. inf〉.

6. 3　統語法の指示中に用いられた(　)と[　]については 5. 3 を参照．