和羅語彙集 凡例
- 本「和羅」語彙集は,「羅和」本編の改訂と同時進行的に執筆者自らの判断によって作成したものであり,訳語等において「羅和」本編と一致しない場合がある.訳語の作成においては,原則として古典ラテン語の用例を採用するように努めたが,新語 (e. g. ファックス,E メール等) はその限りではない.
- 見出しに該当する部分は~で省略した.
- 語法等の表示法および略記については 「羅和」 にならった.
- 品詞名略記は以下のとおり: [間]=間投詞,[形]=形容詞,[接]=接続詞,[前]=前置詞,[代]=代名詞,[動]=動詞,[副]=副詞,[名]=名詞.
- 長音記号は原則的に省略したが,第1変化女性名詞単数奪格など,主格と区別できない場合は長音記号を付した.
- 訳語は検索のしやすさを考慮し,基本的に「羅和」の見出しの形で挙げた.ただし,必要に応じて名詞の複数形や女性形,動詞の受動形を挙げた箇所があるが,その場合はそれぞれ訳語の直後に (pl), (f), (pass) などと明記した.また,動詞も基本的には「羅和」の見出しに合わせて直説法現在一人称単数形を挙げたが, se, sibi, suus を使った再帰表現など,一部不定法現在形を出した場合がある.
- 本語彙集を作成するにあたり利用した参考文献のうち主要なものは以下のとおりである.
Edon (G.), Dictionnaire Francais-Latin; Egger (C.), Neues Latein Lexikon; idem, Lexicon Nominorum Locorum; Gaffiot (F.), Le Grand Gaffiot, Dictionnaire Latin-francais; Mir (J. M.) & Calvano (C.), Nuovo Vocabolario della Lingua Latina; Smith (W.) & Hall (T. D.), Smith’s English-Latin Dictionary; 有川貫太郎・長谷川洋・鈴木繁夫編訳 『現代ラテン語会話』; 國原吉之助 『古典ラテン語辞典』; 柴田光蔵 『法律ラテン語辞典』; 木下文夫 『和羅辞典』.