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戦前期に宮内省が編修した最高水準の天皇皇族研究史料『天皇皇族実録』(影印版135巻+補巻1)の綱文を完全データ化。典拠となる史料も綱文原文とともに可視化されました。
『天皇皇族実録』は神武天皇より第121代孝明天皇に至る歴代天皇ならびに光厳・光明・崇光・後光厳・後円融の北朝五天皇と皇后以下後宮、皇親、皇親妃(ただし、伏見宮・桂宮・有栖川宮・閑院宮の四親王家を除く)の事蹟を、戦前の宮内省が、当時現存したあらゆる文書・記録より渉猟し、編年体に載録した実録です。
大正9年5月より宮内省図書寮において編修が着手され、昭和11年12月に脱稿されました。作成された数はごく少部数で、天皇をはじめ関係者のみに奉呈され、以後研究者の間で利用されることも少ないまま年月を経ました。2005年、ゆまに書房が宮内庁書陵部のご許可を得、影印版(全135巻+補巻1)として刊行し、以後、多くの研究者に利用されるようになり、この度、さらに多くの人々の便宜をはかるため、電子化に至った次第です。
江戸時代までの歴代天皇および后妃・皇族ごとにその事蹟が生涯にわたって編纂されていますので、検索機能によりこれまであまり省みられることのなかった皇孫、皇曽孫や後宮の人びとまでが簡単に検索できます。皇室を舞台とした歴史的事件はもちろん、皇室史や宮廷社会の研究、各時代の宮中儀礼などもより一層詳細に検索できるようになります。
古典文学作品が多数典拠とされていることから、古典文学研究にも欠かせない史料であり、歴史研究者のみならず、文学研究者にも電子版により、一層の研究の深化が期待されます。
監修/吉岡眞之(国立歴史民俗博物館名誉教授)・藤井讓治(京都大学名誉教授)・北 啓太(元宮内庁京都事務所長)
底本名 | 天皇皇族実録 Vol.1 神武天皇~Vol.49 安徳天皇(第1期公開) 天皇皇族実録 Vol.50 後鳥羽天皇~Vol.98 後奈良天皇(第2期)※2023年初夏公開予定 天皇皇族実録 Vol.99 正親町天皇~Vol.135・補巻 孝明天皇(第3期)※2024年初夏公開予定 |
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出版社 | [編集・刊行] ゆまに書房 |
書籍版刊行日 | 2005年11月15日~2019年1月25日 |
巻冊数 | 全135巻+補巻1(うち第1期公開はVol.1~Vol.49) |
書籍価格 | 997,150円(本体906,500円+税10%)(Vol.1~Vol.49) |
公開日 | 2022年9月1日 |
項目数 | 80,552項目(うち人物数:2,060/綱文数:53,800/ページ数:24,692) |
文字数 | 3,123,950文字 |
検索について | 詳細検索・本棚あります |
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