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社会学

ジャパンナレッジで閲覧できる『社会学』の国史大辞典のサンプルページ

社会学
しゃかいがく
人間の社会的行為を最も基本的単位とする社会の構造や変動を、地位・役割、関係、集団・組織、階級・階層、制度、体制などの概念を用いながら、理論的、実証的に分析し、社会を構成する一定の法則性の発見をめざすとともに、諸社会問題の解決に貢献するという応用的領域をも含んだ、社会科学の一分野である。

〔社会学の歴史〕

社会学の歴史は、その思想史的な萌芽をたどれば、ルソーやモンテスキュー、マキャベリをはじめ、イブン=ハルドゥーン、さらにアリストテレスやプラトンにまで至るとされる。だが現代に直接つながる学問分野としての社会学に限定すると、その成立は、十九世紀前半の産業主義と革命的民主主義の影響をうけた近代市民社会の危機と再組織の過程に求められるというのが、ほぼ定説である。A・コントが『実証哲学講義』(一八三〇―四二)の中で「社会学」sociologieという名称を使って以来、社会学は、理論的にもイデオロギー的にも近代市民社会の自己認識としての性格を保持してきた。日本への社会学の導入過程もまた、日本的「市民社会」の成立および存立形態と密接な関係をもつ。封建制度のもと、「身分」から離れた「個人」を単位とする人間関係が成熟していなかった維新期の日本にとって、「社会」とはそれ自体導入されるべき対象であった。こうした「社会」への違和感は、societyの訳語をめぐる混乱の中にも現われており、それが「社会」として定着し出すのはようやく明治十年(一八七七)ころ以降のことだった。したがって、確立しつつある絶対主義的天皇制のもとで、社会学もまた一定の歪みをもたざるを得なかった。近代的市民(ブルジョア)の学としての社会学のポジティブな面はごく一部自由民権思想へと流れ込んでいったものの、日本の草創期社会学の主流はむしろ自由民権運動との対抗の中でみずからを体系化していった。スペンサー流の社会有機体説はその理論的支柱として一世を風靡し、やがて天皇制を中心とする国家有機体説とも結びついたのである。明治十一年フェノロサが東京大学で政治学の一部として社会学を講義し、同十四年「哲学」の学科目の一つとして「社会学」(当時は「世態学」)が新設されて以来、東京大学を中心とする官学アカデミズムではこの傾向が強かった(明治三十六年に設立された東大社会学研究室の初代主任で対露強硬論をとった建部遯吾はその典型)。明治末期から大正期にかけて、産業化と資本主義の発達に伴う各種社会問題の発生が認知され労働運動が活発化したこと、そして大正デモクラシーの成立とマルクス主義の登場とは、硬直した日本社会学に対して理論的な面からも研究対象の面からも新しい刺激を与えた。「階級」に関する社会学的研究(とりわけ「中間階級」論)の急増はその典型である。これに続く昭和前期、日本社会学は「成熟」の時期を迎えるとともに、時代の激動の中で「挫折」や「畸型化」を余儀なくされた。すなわち一方では、欧米の社会学理論を吸収しながら、専門化された個別科学としての社会学が大きな展開をみせた。ドイツ流の形式社会学が強い影響力をもつ中で、日本の社会学の内部からもオリジナルな研究が登場するようになった。高田保馬をはじめ、新明正道(「綜合社会学」)、松本潤一郎(「総社会学」)などによる理論的体系化の試み、家族や農村・都市を対象とする実証的研究の蓄積は、戦前期社会学の成熟を物語っている。この背景には社会学の研究が学問制度の中に定着したという事実(大正十二年(一九二三)「日本社会学会」設立、そのほか各大学での講座の拡大)があった。他方、ファシズム前夜の危機意識の高まりの中で、社会学もまた現実との対応をきびしく迫られた。とりわけ社会学とマルクス主義の接触は、「社会学批判」という内的契機をはらみながら、イデオロギー論など文化領域で成果を残した(戸坂潤・加田哲二)。だがこうした動きもきびしい思想統制によって抑圧され、やがて社会学自体が戦時色を濃くしていった。人種・民族論や戦争論といった当時の研究対象は、社会学の体制イデオロギー化の状況を如実に示している。これに対して第二次世界大戦後の社会学は、戦前社会(学)の批判的総括と日本の民主化という基本的課題を掲げて再出発した。その特徴は戦前期とくらべ次のように要約できる。(一)経験的調査に基づく実証の重視、(二)対象に応じた分化・専門化の進行、(三)アメリカ社会学の強い影響などである。理論的には、マルクス主義と構造機能主義という対抗的なアプローチが共存してきたが、現在ではそれらの求心力も低下し諸理論の競合状態が続いている。

〔社会学と歴史学〕

社会学は、「同時代の自己認識」という性格を本来もつせいなのか、M・ウェーバーなど一部の例外を除くと、その理論構築の手段として歴史をさかのぼることはあまりなかった。このため、他の社会科学、たとえば経済学における経済史に対応するような体系的「社会史」は、社会学内部には存在しない。とはいえ、草創期社会学の多くは、歴史学から材料を得た「社会発展」の図式の上に成立していたわけで、その後の社会学もまたこの歴史性の範囲で一般理論を追究してきたという一面をもつ。しかし近年では歴史学における社会史・生活史研究の刺激を受け、新たに「社会史・生活史」への関心が高まっている。またこれとは別に、地球規模の社会システムを前提としながら、世界史を社会変動論の視点から大胆に読みかえていく試み(「世界システム論」)も、欧米を中心にかなりの影響力をもち始めている。歴史学との「出会い」は、現代の社会学に対して新しい刺激を与えている。
[参考文献]
河村望『日本社会学史研究』、秋元律郎『日本社会学史』、高橋徹「日本における社会心理学の形成」(『今日の社会心理学』一所収)
(町村 敬志)
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