1. 渡月橋画像
日本大百科全書
京都市西郊を流れる大堰(おおい)川(桂(かつら)川)の清流に架かる橋。背後の嵐山(あらしやま)と調和し、優れた風光で知られる。平安初期(9世紀)に架設されたのが ...
2. 渡月橋[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
京都嵐山(あらしやま)、大堰(おおい)川に架かる橋。承和(じょうわ)年間(834~848)に架設されたのが最初といわれ、橋の名は亀山(かめやま)上皇によって名づ ...
3. とげつ‐きょう[‥ケウ]【渡月橋】
日本国語大辞典
[ツ]書言【渡月橋】書言 ...
4. とげつきょう【渡月橋】京都市:右京区/天龍寺門前村地図
日本歴史地名大系
とみえる。また大橋・御幸橋の名もあったといわれ、のち亀山上皇が、くまなき月の渡るに似るとして渡月橋と命名したという。北岸の天龍寺門前(現右京区)一帯を古代橋頭郷 ...
5. 渡月橋(とげつきょう)
古事類苑
地部 洋巻 第3巻 214ページ ...
6. 歌川広重『六十余州名所図会 山城 あらし山渡月橋』[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
1853年(嘉永6) 国立国会図書館所蔵 ...
7. 御幸橋(ごこうばし)[渡月橋]
古事類苑
地部 洋巻 第3巻 214ページ ...
8. 嵐山(京都市)画像
日本大百科全書
通じて風光に優れ、国指定の史跡・名勝として、観光客が絶えない。渡月橋は長さ154メートル、嵐山の優美な山容と大堰川の清流を展望できる。渡月橋から上流の大堰川右岸 ...
9. 嵐山[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
京都を代表する景勝地。背後の嵐山(あらしやま)と渡月橋(とげつきょう)との調和が美しく、とくに春のサクラ、秋の紅葉の時期には多くの観光客が訪れる。国指定史跡 国 ...
10. 嵐山
世界大百科事典
には嵯峨の虚空蔵さんといわれる法輪寺,北麓には角倉了以の木像を安置する大悲閣がある。対岸とは渡月橋で結ばれており,一帯は1927年に史跡・名勝に指定された。平安 ...
11. あらしやま【嵐山】
国史大辞典
安置している。その東に法輪寺があって「十三まいり」の名で親しまれている。麓には大堰川に架けられた渡月橋があり、それを渡った北に天竜寺がある。嵐山は天竜寺領で、天 ...
12. あらしやま【嵐山】京都市:西京区/上山田村地図
日本歴史地名大系
渡月橋(現右京区)西方にそびえる標高三八一・五メートルの山。西北烏ヶ岳(三九五メート)・山上ヶ峰(四八二・六メートル)、南東に松尾山(二七六・一メートル)が続き ...
13. いかだあらためしょあと【筏改所跡】京都市:右京区/天龍寺門前村地図
日本歴史地名大系
享保六年(一七二一)渡月橋畔に設置され、のち天龍寺領三軒屋西に移転。運上所ともいう。大堰川(桂川)上流の園部藩宇津・世木両郷(現京都府船井郡日吉町・八木町・北桑 ...
14. いちだにじんじゃ【櫟谷神社】京都市:西京区/上山田村地図
日本歴史地名大系
[現]西京区嵐山元録山町 桂川の南岸、渡月橋の南に鎮座。「延喜式」神名帳に載る葛野郡「櫟谷神社」にあたる。左注に「松尾末社」とあり、中近世を通じて松尾大社(現西 ...
15. 栄花物語 357ページ
日本古典文学全集
→[2]三五七ページ注一八。『都名所図会』に「戸無瀬滝は櫟谷の西にあり。大井川に落る也」とみえる。渡月橋の南西にあった滝。紅葉の名所の景色を唐衣に写したもの。→ ...
16. おうぎながし【扇流】
国史大辞典
流れに投じ風流を賞した遊興。またその図柄。室町将軍いずれの時か嵯峨天竜寺へ御成りの時、童の扇が風で渡月橋から嵯峨川へ流れたのに興じて供奉の人々が扇を流したことに ...
17. おおい‐がわ[おほゐがは]【大井川・大堰川】
日本国語大辞典
灌漑用水を起こしたため呼ばれた。丹波山地の大悲山付近を源とする。亀岡盆地から下流は保津川、京都市の渡月橋付近からは桂川と呼ばれ、淀川に合流する。葛野(かどの)川 ...
18. 大堰川
世界大百科事典
の名称はあまり見えず,桂川,葛野川が一般的であったらしい。大堰そのものの位置は不明であるが,渡月橋のすぐ上流あたりと思われる。平安時代に平安京近郊として遊覧の地 ...
19. おおいがわ【大堰川】
国史大辞典
近世に至って慶長十一年(一六〇六)に角倉了以が保津川を改修して船井郡と京都との間を通船可能とし、また嵐山渡月橋付近から西高瀬川が開鑿されてからはさらに大堰川の利 ...
20. おおいがわ【大堰川】京都市:右京区/天龍寺門前村地図
日本歴史地名大系
保津川の下流、嵯峨(北岸)・松尾(南岸)を流れる辺り、嵐山の麓、渡月橋の付近をいう。今日ではこの川全体を桂川とよぶが、かつてはこの下流、桂辺りからを桂川といった ...
21. おしま【雄島】宮城県:宮城郡/松島町/松島村
日本歴史地名大系
東四〇〇メートル、小松崎の東に浮ぶ南北二〇〇メートル、東西五〇メートルくらいの小島で、朱塗の渡月橋とよばれる橋で陸とつながっている。もと千松島とよばれ、松島の地 ...
22. お‐じま[を‥]【雄島】
日本国語大辞典
(「おしま」とも)宮城県、松島湾北西部の島。陸に最も近い島で小松崎と渡月橋によって結ばれている。小島。御島。歌枕。*後拾遺和歌集〔1086〕恋四・八二七「松嶋や ...
23. 改訂 京都民俗志 119ページ
東洋文庫
の立石がある。伝説によると、西行がこの石を鏡として落飾したのであるという。 その他、嵯峨嵐山渡月橋畔の櫟谷宗像社に鏡石があったことが百錬抄に見え、西山大原野の三 ...
24. 改訂 京都民俗志 133ページ
東洋文庫
のうわさがあったので、忍び出て桜に衣をかけ投身した由が洛陽名所集巻十一などに見える。嵯峨嵐山渡月橋の一一〇メートルばかり上に小督塚と伝えるものはあるが、傍にあっ ...
25. 甲子夜話三篇 4 226ページ
東洋文庫
保津に至り、保津川と云、山 城に入て、水尾川清滝川に会し、猿飛竜門の滝大 瀬を経、嵐山の麓を廻り、渡月橋下を過、桂村に いたり、桂川と称して淀川に入。(一播磨。 ...
26. かつらがわ【桂川】京都市:総論地図
日本歴史地名大系
また保津川とも記す。嵐山下流では桂(葛)川と通称するが、梅津付近では梅津川ともよんだ。古くは桂川には法輪寺橋(渡月橋、右京区)、佐比橋(南区の佐比河原)のほかに ...
27. かつらがわようすい【桂川用水】京都市:西京区
日本歴史地名大系
。明応四年(一四九五)頃作成と推定される桂川用水差図案(東寺百合文書)によれば、上は法輪橋(渡月橋、現右京区)より下は吉祥院(現南区)に至る桂川両岸に合計一一ヵ ...
28. かどのぐん【葛野郡】京都市:山城国(京都市域)郡郷
日本歴史地名大系
造ったことが知られる。これによって郡域を農耕可能地としたのである。その位置は不明であるが、桂川上流の渡月橋(現右京区)近辺と推定され、いまもこの付近の桂川を大堰 ...
29. かみやまだむら【上山田村】京都市:西京区地図
日本歴史地名大系
〉 村の北・東は桂川に面し、南は松室村、西は丹波国境に接する。村域の大部分は山間部であるが、渡月橋より東南の桂川右岸には四条街道が走り、中近世を通じ京郊の要衝の ...
30. 紀行・日記編(松尾芭蕉集) 95ページ
日本古典文学全集
名モ亦之ニ随フ」(古文真宝後集)。雄島の礒。自筆本・曾良本とも「小」と表記。歌枕。瑞巌寺の西南一余、渡月橋で陸に続いている島。曾良本「抑」と「松嶋」の間に入れる ...
31. 紀行・日記編(松尾芭蕉集) 96ページ
日本古典文学全集
当時は濁音読み。自筆本「小嶋」、曾良本「小」を消し「雄」に改める。→補説。実際は地続きではなく、渡月橋で陸地と結ばれている。伊達忠宗に招かれて瑞巌寺を中興した。 ...
32. 紀行・日記編(松尾芭蕉集) 148ページ
日本古典文学全集
送ったのである。大堰川のほとり渡月橋の東北の臨済宗の寺。「つき山あり。庭よし。…川ばたの景よし」(京城勝覧)。嵐山の南続きの村落。底本「松の尾里」と「の」を誤脱 ...
33. 近世俳句集 133ページ
日本古典文学全集
木枯。時雨と同季。『俳諧問答』『本朝文選』に中七「地にも落さぬ」として出る。臨川寺は京都の嵯峨渡月橋の東にある天竜寺派の寺。荷兮の「こがらしに二日の月のふきちる ...
34. 近世俳句集 172ページ
日本古典文学全集
川音や木槿さく戸はまだ起きず(北枝発句集)前書によって、嵯峨の渡月橋で詠んだ句ということがわかる。秋の早暁、大堰川にかかる渡月橋を渡って北嵯峨へ行こうとすると、 ...
35. 車折神社
日本大百科全書
得たと伝えられる。旧府社。同社の三船祭(みふねまつり)は、毎年5月第3日曜日に、嵐山(あらしやま)渡月橋(とげつきょう)上流で斎行され、平安時代の舟遊びを再現す ...
36. 好色一代男(井原西鶴集) 101ページ
日本古典文学全集
ぬれては袖の色やかはると」(続千載)による。雄島は松島群島の一つで、松島湾の西岸に近い小松崎から渡月橋を架す。「我が袖は汐干に見えぬ沖の石の人こそ知らね乾くまも ...
37. 好色一代女(井原西鶴集) 460ページ
日本古典文学全集
千賀の浦。今の塩竈市に属する。歌枕。金華山。牡鹿半島東南端の島。朝寝。雄島。松島海岸に最も近い島で、渡月橋によって陸に通ずる。白と黒の碁石三つずつで九つの点を移 ...
38. こうらくえん【後楽園】
国史大辞典
(築山)・西湖があり、小日向上水を引き川面に小石をまき散らして大堰川とし、それにかかる土橋を渡月橋、樹間の敷石道を木曾路と呼ぶなど、日中両国の趣味を織りまぜたも ...
39. こうらくえん【後楽園】 : 後楽園/(二)
国史大辞典
(築山)・西湖があり、小日向上水を引き川面に小石をまき散らして大堰川とし、それにかかる土橋を渡月橋、樹間の敷石道を木曾路と呼ぶなど、日中両国の趣味を織りまぜたも ...
40. 幸若舞 1 百合若大臣(ゆりわかだいじん)他 315ページ
東洋文庫
第七社に列し、摂社とともに松尾七社と称された。董 智福山法輪寺は、現在、京都市右京区嵐山虚空 蔵町、渡月橋の南にある。真言宗の寺で、本尊は 虚空蔵菩薩。世に「嵯 ...
41. 幸若舞 2 景清(かげきよ)・高館(たかだち)他 67ページ
東洋文庫
、その当時、両寺とも創建 されてはいなかったことになる。=九 現在、京都西京区嵐山虚空蔵町、渡月橋を見 おろす松尾山北麓虚空蔵山にある。真言宗の寺で、 本尊の虚 ...
42. しじょうかいどう【四条街道】京都市:西京区/上山田村
日本歴史地名大系
西院(現右京区)より西行、現松尾橋付近で桂川を渡り、渡月橋南端に達する街道。旧葛野郡の四大幹線に数えられている。四条通の延長線といえるが、南の西岡や乙訓郡方面よ ...
43. しもしゅぜんじむら【下修善寺村】静岡県:田方郡/修善寺町
日本歴史地名大系
助郷は熊坂村に同じ。下田街道が通り、東の田方郡小立野村との境を流れる桂川に湯川橋、ほかに同川には渡月橋・虎渓橋が架かっていた。八幡神社・子之神社・水神社がある( ...
44. 説経節 山椒太夫・小栗判官他 105ページ
東洋文庫
八一ベージに「嵯峨、太秦や、ほうれん 寺」とある。智福山法輪寺は京都市右京区嵐山虚空蔵山 町、渡月橋の南にあり、真言宗、本尊は虚空蔵菩薩で、 世に「嵯峨の虚空蔵 ...
45. せんこうじ【千光寺】京都市:西京区/上山田村地図
日本歴史地名大系
[現]西京区嵐山中尾下町 渡月橋より約一キロ上流、眼下に千鳥ヶ淵を見下ろす桂川(保津川)南岸、嵐山の元録山中腹に位置する。嵐山大悲閣の号で一般に知られる。初め天 ...
46. 太平記 174ページ
日本古典文学全集
京都市右京区嵯峨の嵐山の麓を流れる大堰川。丹波山地を水源とし、亀岡盆地から下流は保津川、嵐山を前にした渡月橋からは桂川と呼ばれ、淀川に合流する。『白氏文集』巻四 ...
47. 太平記 416ページ
日本古典文学全集
峰堂の東で、桂川の対岸が西梅津。葛野郡上山田(西京区嵐山中尾下町)にある古義真言宗の法輪寺。嵯峨の渡月橋の南にあり、広隆寺に属し、本尊の名により虚空蔵ともいう。 ...
48. 太平記 163ページ
日本古典文学全集
前門ヲ
」(夢窓国師語録)。総門から
渡月橋までの松並木。釈迦が花をひねった意味を迦葉一人が悟った故事。→一八五ページ注三三。嵐山。尊氏は吉野から桜
...49. 太平記 27ページ
日本古典文学全集
の勢にて進んだり。され 赤松氏範と土岐長山と勇力の事ならびに神楽岡の合戦の事 注八。桂川の渡月橋西方の山。以下「上洛し玉はず」まで、徴古館本になし。「一同した ...
50. だいひ‐かく【大悲閣】
日本国語大辞典
とある、額かけた惣門の脇に待かけ」*都名所図会〔1780〕四「大悲閣はあらし山の麓に道ありて渡月橋より七町ばかり西なり」 ...