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  10. 神楽歌

神楽歌

ジャパンナレッジで閲覧できる『神楽歌』の日本古典文学全集・国史大辞典・日本大百科全書のサンプルページ

新編 日本古典文学全集
神楽歌
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神楽歌 全体

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神楽歌 拡大

【現代語訳】
神楽歌次第 まず人長が庭火の前に出てきて、「鳴り高し、鳴り高し」を二回繰り返して言う。次に、「ふるまう、ふるまう」を二回繰り返して言う。そして、「今宵の夜の御神事の役人の長である、左の近衛府の将監、正六位上の某(姓名を言う)がつとめます」、「男山の総検校が並んでつとめます」と名のり、「天下に千年も万年も久しくいらっしゃるにちがいない物聞きよ」と言う。そののち、人長が「主殿寮、主殿寮」を二回繰り返して言い、そこで主殿寮は「おお」とお答えする。「御火を明るくしてさしあげよ」と命じて言う。また主殿寮は「おお」とお答えする。次に、人長は「男ども」と声をかける。楽人たちを立たせて、それぞれの技芸を試みるべき体になるよう申しわたす。準備が整ったところで、人長みずから「おお」と申しあげる。次に、人長が「掃部寮、掃部寮」を二回繰り返して言うと、寮人は「おお」とお答えする。「膝突を下され」と命じて言う。また寮人は「おお」とお答えする。

【目次】
神楽歌(扉)
凡例
神楽歌(扉)
神楽歌次第
庭火
阿知女法
採物









韓神
大宜
阿知女法
大前張
宮人
難波方
木綿志天
前張
階香取
井奈野
脇母古
小前張
薦枕
志都夜乃小菅
磯等前
篠波
殖舂
総角
大宮
湊田
蟋蟀
千歳法
早歌
明星
得銭子
木綿作
朝倉
昼目歌
竈殿遊歌
酒殿歌
湯立歌
其駒
神上
校訂付記
解説
一 神楽歌の名義
二 宮廷神楽の展開
三 神楽の進行と構造
四 伝来と研究
参考文献



国史大辞典
神楽歌
かぐらうた
神楽の際うたわれる神歌や民謡。『古今和歌集』二〇に「神あそびの歌」十三首があり、『拾遺和歌集』二〇にも「神楽歌」十一首を載せるが、ふつう神楽歌といえば、上を含めた宮廷御神楽の「神楽次第」の歌をさす。その歌本は、天暦年間(九四七―五七)ごろに生存した源信義自筆と伝える信義本(東京国立博物館蔵、重要文化財)が最も古い。ほかに鍋島家本(鍋島家蔵、重要文化財)、『神楽和琴秘譜』(陽明文庫蔵、国宝)、重種本(天理図書館蔵、重要文化財)などあるが、小山田与清の校合した『楽章類語鈔』には、およそ九十首を載せてある。内侍所の御神楽歌にない「北御門」「気比歌」に関しては、康和元年(一〇九九)書写の『古謡集』に、前者を九首、後者を七首収めている。以下、御神楽次第にそって神楽歌の曲目を略述する。夕刻、神楽を奏する殿上人・陪従・召人が、人長(神楽の宰領役)に引率されて内侍所の前庭に参入し、人長の名告・音取・寄合などがあり、篝に火を点じて、序曲に「庭燎」の歌(採物「葛」の歌)がある。次の「阿知女作法(あちめのわざ)」は、八幡系神楽・宮廷御神楽の成立に関係ふかい安曇磯良神を呼びだす呪法・呪文がもとである。つづいて行われる神楽歌は「採物歌」「前張」「星」の三種に大別できる。採物とは神や舞人が手に持つもので、招代・依代(神座)としての機能をもつ。それは榊・幣(みてぐら)・杖・弓・篠(ささ)・剣・鉾・杓(ひさご)・葛の九種で、歌は本方末方一首ずつ別伝(或説)を合わせて約三十首ある。歌詞内容は、祭りの雰囲気を詠んだり、神の社を祝福し、神の恵みをいい、また採物の出処の神聖を説き讃美するもので、結びの反覆句を除けば短歌形式の古歌である。次の「韓神」曲も採物歌に属するが、これは外来の神であって、韓風の鎮魂歌舞が定着したもの。その別伝を重種本は「大宜(おおむべ)」とも題するように、ここで一段落し、いわゆる中入りがあって、次の「前張」部に移る。前張は「大前張」と「小前張」に大別される。前者の七種目は、囃子詞と反覆句を除けば短歌形式であるが、後者の九種目は不整形式で、片歌問答体の名残りを留めたものもあり、内容・修辞からみても民謡的色彩が濃い。大前張のうち「宮人」「難波潟」「木綿志天」「榛」は衣に関する歌で、祓の信仰を中心とする夏神楽との繋がりが認められ、「階香取」「猪名野」「我妹子」は鳥にちなむ歌で、海辺の禊祓に関係ふかい。小前張の「薦枕」「賤家の小菅」「湊田」も鳥を詠んでおり、「磯良崎」における海人の鯛とともに、祭りの贄物ないし宴席の肴類と関連があろう。その他「細波」「殖槻」「総角」は、悠紀・主基両国の聖田・聖米に関するものらしい。稲舂き蟹の所作をエロティックに詠んだ「細波」は、「総角」「大宮」曲とともに嫁・婿をほしがる歌で、独り神を揶揄するものとも説かれている。また「細波」「磯良崎」「蟋蟀」には、身振りを伴う問答劇詞章としての前身がしのばれる。次の「千歳法」は山人の祝言を連ねた詞章で、海人部系統の「阿知女作法」に対するもの。「早歌(そうが)」は、山坂を越えて都の冬祭(御魂の触ゆ祭)に訪れる下級神人の、滑稽な早口問答の長歌。ともに山人系統の芸能的な伝承歌謡で、「前張」から「星」へ移る間の橋わたしをつとめている。「星」以下十種目の部分は朝神楽に相当し、祭りの後宴・解斎の宴にふさわしい「酒殿歌」「得選子(とくせにこ)」や、神送りに際して名残りを惜しむ「日霊女歌(ひるめのうた)」「神上」等々の歌群がならんでいる。一方、民間神楽の神楽歌は多く伝わっている。そのうち、出雲・伊勢・獅子各流の神楽歌はほぼ共通していて、神降し歌(囃歌)・讃め歌・清めの歌・祈祷歌・遊び歌・神上の歌などに分けられる。内容は『梁塵秘抄』の神歌系統の、素朴で清らかなものが多い。出雲神楽には、関東の里神楽のように歌を省略して黙劇に近いものもある。伊勢神楽は湯立の間や余興的な能のときに、獅子神楽では獅子を舞わすときにうたわれる。奥羽の山伏神楽の能には、古風を留めた謡いや語りがあり、巫女神楽にも、奈良の春日大社や大阪の住吉大社などに古雅な神歌が伝わっている。うたい方はさまざまだが、囃子方・舞人・周囲の者などにより、掛合いないし同音でうたうが、特に禰宜方の大鼓打が大きな役割を担う点では、各流神楽とも共通する。また最後の一句を繰り返すことが多く、時にはその繰返しを、語句を替えてうたうことがあり、いわゆる仏足石歌の歌形をなすものも若干ある。神楽歌のテキストとしては、野村八良『古代歌謡集』(『有朋堂文庫』)、高野辰之編『日本歌謡集成』二、佐伯常麿『古歌謡集』(『校註国歌大系』一)、志田延義編『歌謡集』上(『日本古典全集』四期)、武田祐吉『神楽歌・催馬楽』(『岩波文庫』)、土橋寛・小西甚一『古代歌謡集』(『日本古典文学大系』三)、新間進一編『続日本歌謡集成』一、上田正昭・本田安次・三隅治雄編『神楽・舞楽』(『日本庶民文化史料集成』一)などがある。
[参考文献]
『梁塵愚案抄』(『日本歌謡集成』二)、熊谷直好『梁塵後抄』(同)、賀茂真淵『神遊考』(『賀茂真淵全集』二)、本居大平『神楽歌新釈』(『本居大平全集』)、橘守部『神楽歌入文』(『橘守部全集』七)、西角井正慶『神楽研究』、同『神楽歌研究』、高崎正秀『六歌仙前後』、志田延義『日本歌謡圏史』、土橋寛『古代歌謡と儀礼の研究』、本田安次『神楽』、芸能史研究会編『神楽』(『日本の古典芸能』一)、池田弥三郎「神楽歌」(『鑑賞日本文学』四所収)、臼田甚五郎「神楽歌」(『日本古典文学全集』二五所収)
(小林 茂美)


日本大百科全書(ニッポニカ)
神楽歌
かぐらうた

神楽のおりに歌われる神楽と民謡。宮廷御神楽(みかぐら)の神楽歌と民間神楽の神楽歌がある。現存する神楽では宮廷の神楽歌が最古で、その歌本の古写本は、藤原道長筆と伝えられる『神楽和琴秘譜(かぐらわごんひふ)』のほか、信義本、鍋島(なべしま)家本、重種本など平安朝のものである。普通に神楽歌といえば、宮廷御神楽の神楽次第の歌をいう。内侍所(ないしどころ)の御神楽歌は、採物(とりもの)歌と民謡とに大別することができる。採物歌は、榊(さかき)、幣(みてぐら)、杖(つえ)、篠(ささ)、弓、剣、鉾(ほこ)、杓(ひさご)、葛(かずら)の9種30首で、採物をたたえる歌やその採物にちなむ歌。なお韓神(からかみ)の歌2首を加える。中入りのあと歌われる民謡は御神楽成立当時の民謡を取り入れたもので、大前張(おおさいばり)(宮人(みやびと)・難波潟(なにわがた)・木綿志天(ゆうしで)・前張・階香取(しながとり)・井奈野(いなの)・脇母古(わぎもこ))、小前張(薦枕(こもまくら)・閑野(しずや)・磯良前(いそらがさき)・篠波(さざなみ)・殖舂(うえつき)・総角(あげまき)・大宮・湊田(みなとだ)・蛬(きりぎりす))、雑歌(ぞうか)(千歳(せんざい)・早歌(そうか)・吉利吉利(きりきり)・得銭子(とくぜにこ)・木綿作(ゆうつくる)・朝倉(あさくら)・昼目歌(ひるめうた)・竈殿遊歌(かまどのあそびのうた)・酒殿歌(さかどのうた)・弓立(ゆだて)・其駒(そのこま)・神上(かみあげ))などがある。これらは、本方(もとかた)と末方(すえかた)とに分かれた楽人によって笛・篳篥(ひちりき)・和琴(わごん)の伴奏で歌われる。
一方、民間の神楽歌は地方に数多く伝わっている。出雲(いずも)、伊勢(いせ)、獅子(しし)の各神楽に歌われる神楽歌は、神降(かみおろ)し歌、讃(ほ)め歌、清めの歌、祈祷(きとう)歌、遊び歌、神上げの歌などに分けられる。短歌形式の二句神歌(かみうた)のほかに『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)』にみえる今様風四句神歌の類歌を伝えるところもある。とくに伊勢神楽の天文(てんぶん)11年(1542)奥書のある神楽歌本には、二句・四句の神歌200首余りが収載されている。神楽歌の多くは作者不明であるが、記紀の歌謡や『古今集』『新古今集』『千載(せんざい)和歌集』『金葉(きんよう)和歌集』など古歌を引用した歌も少なくない。神楽歌の歌い方はさまざまで、囃子方(はやしかた)、舞人、周囲の者などにより掛合いで、あるいは同音で歌われる。とくに太鼓打ちが大きな役割を担う点は各流の神楽に共通する。
[渡辺伸夫]

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44. あけ の 衣(ころも)
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45. 明の明星
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46. あげ‐まき【総角・揚巻】画像
日本国語大辞典
身分柄、宇治訪問もままならない匂宮に、大君は中君の将来を憂いつつ死ぬ。〔四〕(総角)神楽歌の名称。「神楽歌‐小前張・総角」の「〈本〉安介万支(アケマキ)をわさた ...
47. 朝倉
世界大百科事典
しつつや 行くは誰〉。平安末期書写の《鍋島本神楽歌》に921年(延喜21)勅定によって神楽歌に編入されたと注記がある。この歌と《其駒(そのこま)》とはもと風俗歌 ...
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日本国語大辞典
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50. あさじ が 原(はら)
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「神楽歌」の情報だけではなく、「神楽歌」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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